第佰 大山神社 広島県尾道市鎮座
おおやまじんじゃ
鎮座地:広島県尾道市因島土生町1424-2
主祭神:大山積大神(おおやまづみのおおかみ)
相殿神:須佐之男命(すさのおのみこと)
天児屋根命(あめのこやねのみこと)
大国主大神(おおくにぬしのみこと)
事代主神(ことしろぬしのかみ)
由緒:
しまなみ海道沿線 因島の土生(はぶ)町、瀬戸内の島々を見渡す小高い丘に鎮座しており、宝亀四(773)年伊予國大三嶋の大山祇神社より分霊を勧請し、隠嶋大神と称したといわれている因島最古の神社である。
『三代実録』の「元慶二(878)年備後の國無位十二月十五日隠嶋神に従五位下を授ける」とあるのは当神社の事といわれている。
境内社:
耳明神社(みみごじんじゃ)
由緒:
創立年代不詳なるも、鎌倉時代初期(約八百年前)巻幡氏先祖の藤原泰高が因島に来島し、祖神天児屋根命を祀ったのが始まりと伝えられる。
祭神の天児屋根命は、中臣氏の祖神で、天照大神が天の岩窟に隠れた際、天の岩戸の前で祝詞を奏し祭りを執り行った神。中臣氏は、「ナカトミ」として神と人との間を執り持つ役割を担い、その子孫は藤原・中臣・藤波氏などとして栄えた。
耳明神社は、耳の形に似たサザエの殻の中に酒と米を入れ供え祈願すると、叶えてくれると伝わる特殊神事があり。
別名「有徳神社」とも言い、耳を明るくして人のことを聞くと徳が有り、運を開く神としても信仰されている。
自転車神社(じてんしゃじんじゃ)
由緒:
交通の守り神様・橋渡しの神様といわれる、和多志大神(わたしのおおかみ)を祀っている。
サイクリストに境内の休憩所を開放したところ、交通安全や旅の安全の祈祷を自転車ごと受けられることから自転車神社と言われるようになった。
参考資料:大山神社ホームページ
現地参拝:29.3.15
記事投稿:29.5.22(記事追加中)