切符の謎・・・・
息子がいまひとつ理解が出来ないようなので、息子の疑問に答えるべく、
その内容を書いてみます。
番組中の[分割購入]はともかくとして、
もうひとつの、「静岡から品川まで買うとき、(品川経由で)大井町までの方が安い。」という方です。
品川が(東京)山手線内の駅で運賃の計算は東京駅を基準にすることは息子も理解しています。
勿論、大井町は該当しないため、実際の乗車距離で計算することも知っています。
さらには、二重戸籍線区の特例や列車が同じ所を2回通るような運行形態の場合の(運賃計算の)特例などについての知識があるがため、話がややこしくなっているのです。
(前者は東京で言えば、東京-神田間、代々木-新宿間など。後者は、北斗星の五稜郭-函館間など。)
これらを特例としているのは、特例でない当たり前の規定があるわけで、
今回の、というより運賃計算の基本として言えば、
「運賃計算は実際に乗車する区間の距離をもって行う。」というものをただ当てはめただけの簡単なものでした。
すなわち、静岡から品川まで普通に買う場合は、一般的には、2駅間の営業キロをもって計算をして、運賃を出します。(新幹線は、実キロではなくて、在来線のキロ。)
ただし、上記の東京山手線内の特例に引っ掛り、東京駅までの距離で計算します。
大井町は上記にかからないため、距離の計算は、静岡-品川-大井町の実際のキロ(営業キロ)で計算するのです。
ちなみに、それぞれの距離を書きますと、
静岡-東京 180.2キロ(運賃3,260円)
静岡-品川-大井町 175.8キロ(運賃2,940円) となります。
まともな買い方の場合、
品川-東京間の6.8キロが静岡-品川間の173.4キロに載ってしまい、
運賃ランクが1つ上のものになってしまっているわけです。
この例では、大井町の次の大森も同じですが、その次の蒲田では品川経由の方が高くなってしまいます。