fbox12 blog (博物館fbox12 館長の雑記帳)

カテゴリ:私的文化遺産( 71 )

スチルカメラ(フィルムカメラ)

概要(略史):
レンズと鏡を用いた携帯式カメラ・オブスキュラ。これがのちの写真機の原型になった
カメラの原理は、写真術の発明以前から知られていた。窓のない暗黒の部屋の壁面に小さな穴を空けると、反対側の壁面に外の景色が映し出される。これを応用して、日食の観察を行ったり、絵画の下絵を描く目的に使われた道具が、カメラ・オブスキュラである。16世紀には、小穴の代わりにレンズを用いて、より鮮明な像が得られるようになり、反射鏡によって箱の上面に像を結ばせるようにした小型のカメラ・オブスキュラが作られた。これは絵画における遠近画法の確立に寄与したと言われている。
1824年、ニセフォール・ニエプスが世界初の写真である「ヘリオグラフィ」を発明、携帯型カメラ・オブスキュラの画像が定着できるようになった。1839年8月19日にはルイ・ジャック・マンデ・ダゲールが初の実用的写真術「ダゲレオタイプ」を発表。その後のカメラは、写真とともに発展していった。
19世紀末までに、記録媒体として写真フィルムが普及し、コンパクトで手軽に写真が撮影できるカメラが大衆化する。1950年代まではイギリスやドイツ、アメリカ合衆国が世界市場を牽引していたが、1970年代以降は、日本製のカメラが世界市場を席巻する。1963(昭和38)年には、露出を自動化したAEカメラが現れた。さらに1977(昭和52)年には、オートフォーカス機構が実用化され、構図を決めてシャッターを押すだけで写真が撮れるのが当たり前の時代になった。
2000(平成12)年ごろから、撮影した画像を従来の銀塩フィルムによる化学反応ではなく、デジタルデータとして記憶素子に記録するデジタルカメラが一般に登場する。その後、デジタルカメラは徐々に勢力を伸ばし、ついには従来のフィルムカメラを駆逐する勢いとなっており、フィルムカメラ関連の事業が縮小していった。
その銀塩フィルムを用いたカメラは、デジタルカメラと区別のため「スチルカメラ」、「フィルムカメラ」、「銀塩カメラ」と呼ばれることもあり、上記の自動露出及びAF機構を持った小型カメラを「コンパクトカメラ」通称「○カ○ョンカメラ」(差別用語が含まれるためあえて伏字とする)、「単焦点カメラ」、「オートフォーカスコンパクトカメラ」などと称した。

参考資料:Wikipedia(2016年1月6日)


Canon Autoboy 2(私的文化遺産整理番号60)
a0057057_21172315.png大ヒットしたオートボーイの後継機として昭和58(1983)年4月に登場したオートフォーカスコンパクトカメラ。初代のオートボーイは昭和54(1979)年11月の発売のため約4年の歳月を経て登場したことになる。その間オートボーイスーパーという機種が昭和56(1981)年7月に発売されている、オートボーイスーパーは上級者向けと言うことでなんと40mm f1.9 という大口径単焦点レンズが付いていたが、定価も47,800円と高額で、果たして売れたのかどうかは不明で、中古市場でもほとんど見当たらない。

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by fbox12 | 2017-03-04 21:56 | 私的文化遺産

AppleCD 150

a0057057_14292682.png私的文化遺産整理番号59

アップルコンピュータのCDドライブは、1988(昭和63)年AppleCD SCとして発売された。×1、すなわち等倍速の読み出し専用(CD-ROM)で、この頃の製品にはリンゴのマークは付いていなかった。

写真の「150」は、1992(平成4)年4月、アメリカ・サンディエゴの産(「150」自体は1991(平成3)年から生産)。Micosoft Windows はこの年「3.1」がリリースされたころで、記憶媒体の主流が1.4MBのフロッピーディスクのころ、540MBもの「大容量」がCD1枚に記録されて使えるのだから、その差は歴然で、驚きでしかなかった(勿論、「価格も・・」であることは当然だが・・)。
この「150」は、重量(現在では「質量」というのが正式)が3.0kg近くある。

AppleCD 150:
 電源:100〜240V
 消費電流:0.25A(MAX)
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by fbox12 | 2017-02-24 11:51 | 私的文化遺産

カセットテープ

a0057057_1534984.png私的文化遺産整理番号57

概要:
カセットテープ(コンパクトカセット)は、オランダの電機メーカーであるフィリップス社が、フェライトを素に1962(昭和37)年に開発したオーディオ用磁気記録テープ媒体の規格である(左:フィリップス社製のテープ・・ただし、クロムテープ)。
当初オープンリール式であった録音用テープを扱いやすくするため、テープとリールをケースに封入した規格が数多く発表された。その中でもコンパクトカセットはフィリップスが互換性厳守を条件に基本特許を無償公開したため、多くのメーカーの参入を得て事実上の標準規格となった。このことから「フィリップスカセット」とも呼ばれ、「アナログカセット」とも呼ばれる。また1980年代終盤に登場したDCC(デジタルコンパクトカセット)に対するレトロニムとして、ACC「アナログコンパクトカセット」と表記することもある。

初期はテープ幅の小ささやテープ走行速度の遅さによる性能の制約から会議録音など業務用のメディアと考えられ、語学学習などの活用も推奨されていたが、1960年代後半以降著しく性能が向上し、1970年代以後は携帯の容易な音楽用メディアとして広く普及し、手軽な録音媒体としてレコードのダビング、放送番組を録音するエアチェックなどに幅広く活用された。
カーオーディオの分野においても、先行する8トラックカートリッジ方式に比べて小さなコンパクトカセットはスペースの限られる自動車のダッシュボードにデッキを配置しやすく、メディアが廉価で長時間再生に適することもあって、1970年代から1980年代にかけ隆盛を極めた。
しかし欠点もあった。
音質は録音するデッキにより大きく左右され、たいていは高額なレコーダーほど高音質になる傾向があったため、廉価なレコーダーしか持てないユーザーは雑音・音のこもり(主に高音域)など、録音上の音質劣化を許容せねばならなかった。特に、ノイズリダクションを全く搭載していなかったり、消去ヘッドがフェライトを用いた永久磁石押し当て式の消去ヘッドになっている廉価なCDラジカセや、会話録音用のポータブルレコーダーなどは音質劣化の傾向が強かった。またダビングには通常、レコードおよびテープの実再生時間を要し、手間がかかった。ダブルデッキ式のレコーダーには倍速、3倍速録音の機能を備えた事例も多かったが、音質(S/N比)の悪化やテープ負荷の増大は避けられなかった。また、メーカーごとにピッチがまちまちで、メーカーによって出荷基準のピッチの誤差範囲が違うので録音したデッキのメーカーと違うメーカーのデッキで再生するとピッチが若干ずれて聞こえてしまう。ピッチ調節用のつまみを備えたデッキもあるが、それが搭載されていないデッキも多く、その場合はピッチのずれを許容せねばならなかった。ただデッキが新品である時はピッチの差が気になるほどでは無いがむしろデッキを使いこんでいくうちにモーター、キャプスタン駆動用ベルト、リール駆動用ベルト、アイドラー、電解コンデンサなどの経年変化に伴う各種電子部品の疲労による回転・走行精度のずれが一番の問題であった。
構造的に頭出し・リピートなどが難しく、テープ進行に伴って回転する付属のメーター(カウンター)で進度を確認するしかなかったが、このカウンターの精度にもデッキによる個体差を伴った(これも廉価なデッキでは精度が低かった)。中級以上のデッキや機械式では無いフルロジック(フェザータッチ)機構のヘッドホンステレオではテープの音声の有無によって急速頭出しを図る機能もあったが、これはヘッドとテープの強い摩擦を伴い、テープの接触面そのものに大きなダメージを与えるものであった。
これらの課題を根本的に解消するのは難しく、1980年代以降CDなどのデジタルオーディオが普及し、コンパクトカセットはデジタルオーディオの安定した高音質やランダムアクセスによる容易な選曲などの使い勝手の良さに慣れたユーザーから次第に敬遠されるようになった。
1990年代初頭にはコンパクトカセットの後継として、音声データをデジタルで記録・再生でき、コンパクトカセットとの再生互換性を持たせたデジタルコンパクトカセット (DCC) がフィリップスと松下電器産業(現 パナソニック)との共同開発で誕生した。ほぼ同時にソニーから登場したミニディスク (MD) とポータブルオーディオ戦争を繰り広げるかと思われたが、音質ではミニディスクを凌駕していたものの、DCCレコーダーでは設計段階から(アナログ)コンパクトカセットの録音ができなかったこと、テープ方式に起因する欠点を引きずったこと、さらにMDはおろかDATに対してもポータブル録再機のラインアップが非常に少なかったことなどで結果的にMDの圧勝に終わり、DCCは姿を消した。
2000(平成12)年頃からポータブルMDプレーヤーなどの小型化、再生時間の長時間・大容量化が進み、発売当初の本体の巨大さや短い電池持続時間が解消され日本の若年層ユーザーはそれらの新しいメディアへ移行するようになったが、小売店では売価2,000 - 5,000円程度のモノラルラジカセ、CDラジカセと録音済音楽テープが引き続き廉売されており、取り扱いが簡易なこともあって主に70歳以上の高年齢層のコンパクトカセット支持は依然として根強い。信頼性と安心感の高さはもとより、録音内容をその場ですぐに聴けること、81分以上の長時間かつ手軽に録音できる同等の媒体が2010年代以降はほとんどない(CD-Rは最大記憶容量約700メガバイト・最大記録時間約80分の制限がある)こともあり、ラヂオプレスではいまだに用いられている。工事現場などでの朝礼前のラジオ体操時に使われるラジカセやワイヤレスアンプはCDよりもカセットテープ利用時の方が電池の残量が低下しにくいため現在でもカセットでの体操が多い。J-POPや洋楽などの国内向けミュージックカセットテープは国内盤だと1990年代末に、アジア圏などへの輸出向けなど逆輸入盤だと2000年代半ばに消滅したが演歌や輸入盤(ジャズ、クラシックなど)では2016(平成28)年現在においてもCDとカセットの同時発売が依然として続いている。なお、2013(平成15)年に入るとカーオーディオの分野からは自動車メーカー純正品(ただし輸出用は除く)、社外品に関わらず1DIN、2DIN規格ともどもカセット対応カーオーディオはラインナップから消滅しているが、発展途上国や一部の先進国では、音楽・音声用メディアとして今なお広く使われている。

派生的用途:
コンパクトディスクやMD対応デッキの普及により、車載用コンパクトカセットデッキの種類は次第に数が少なくなっていった。一方で、iPodをはじめとする大容量携帯プレーヤーをカーオーディオで聴くユーザーの間では、FMトランスミッターに比べて音質劣化や電波干渉を受けにくいコンパクトカセット型のカセットアダプターを珍重する傾向があった。
音楽制作の現場では、テープを片面方向のみに使用し、両面それぞれの左右チャンネルの合計4チャンネル、あるいは特殊なヘッドで8チャンネルの再生・録音を可能にしたマルチトラック・レコーダー (MTR) の記録媒体として重宝された。
またコンパクトカセットは、1980(昭和55)年前後を中心に、初期のパーソナルコンピュータの記憶メディアとして個人ユーザーを中心に広く利用され、専用の製品(データレコーダ)も発売されていた。しかしその後、本格的なデータ用メディアであるフロッピーディスクの低価格化と普及に伴って利用されなくなった。1980年代前半に人気のあったMSXではカセットテープでのゲーム発売なども行われており、近年の復刻が困難になる一因となっている。

収録時間:
a0057057_1449236.pnga0057057_14273133.pnga0057057_1417599.png

収録時間は、“Cassette”の頭文字“C”に両面の公称総収録時間を付けて表示される(主に1970年代後期頃からは省略されることが多い・・上写真①、単に「AD46」の表記)。収録時間によってテープの厚みが異なり、C-60以下が厚く、超長時間タイプになるに従い段々薄くなる。
特殊用途を除く一般的な収録時間は、過去に国内で発売されたものだけでも
C-5・C-6・C-8・C-9・C-10・C-12・C-15・C-16・C-18・C-20・C-22・C-30・C-36・C-40・C-42・C-45・C-46(上写真①、「AD46」)・C-48・C-50・C-46+5・C-52・C-54・C-55・C-60・C-62・C-64・C-65・C-60+5・C-70・C-74・C-75・C-76・C-80(右写真)・C-84・C-90(上写真③)・C-92・C-94・C-90+5・C-100・C-108・C-110・C-120・C-120+5・C-150と多岐にわたる。
a0057057_14105278.png当初はC-60に始まり、短時間用のC-30、長時間用のC-90(上写真③)、超長時間用のC-120が追加された。やがて音楽専用タイプが発売された1970年代中頃には、当時の一般的なLPアルバムを収録するのに丁度良いC-45(C-90の半分)が追加されたが、片面の収録時間が22.5分と中途半端で録音時間とテープスピードの誤差に対してあまり意味を持たなかったため、1970年代後期にはほぼ全てC-46へ置き換わった。1970年代までは各社ほぼこの5種類であったが、すでに多様化の兆しもみられ、1970年代中期には富士写真フイルムがFXで初採用したC-80(右写真)、後に同じくC-80を採用した日本コロムビア(DENON)の、C-45に余裕を持たせたC-50およびやや短めのC-42、ナガオカ産業による+5minシリーズ(各時間に5分の余裕を持たせたもの)等が現れており、1970年代後期にはTDKのADに追加されたC-54、ソニーが“ジャンル別音楽テープ”と銘打った音楽ジャンルに的を絞った収録時間 (C-54・C-74・C-84) など、ピンポイント的ではあるものの、後代で一般化する収録時間はこの頃までにほぼ出揃っている。その後、1970年代後期からのカラオケブームを受けて、1980年代初頭には各社“カラオケ専用”と銘打ったC-8・C-10・C-15・C-16といった超短時間用も発売された。
a0057057_21182596.png1980年代初頭までは、音楽専用は主にC-46/60/90、一般用はそれに加えてC-10(右写真)/30/120が追加、稀にC-54・C-80といった中間型、というラインナップが多勢を占めていたが、1981(昭和56)年にCDが発売され、やがて音楽ソフトの主流が徐々にアナログレコードからCDに移行していった1980年代後期には、従来のLPアルバムから逸脱したCDの収録時間に対応するため、ラインナップが爆発的に増加していった。その先駆的な製品として、That'sが“CD専用”と銘打った高級タイプのCDシリーズ (CD, CD II, CD IV) では、当初はC-46/54/70というラインナップであった(後に同価格帯のXシリーズと統合されC-60/90なども追加)。なお、この製品は日本で初めて"CD"を冠した名前が付けられたカセットでもある。その後他社にも追随の動きが見られ、ソニーのCDix (C-50/70) を皮切りに、各社“CD**”と銘打った“マルチ・タイム・バリエーション”と称される多様な収録時間(10種 - 15種程度)を持つ廉価な音楽専用シリーズが一般化する。代表的な製品にソニーのCDix、TDKのCDing、マクセルのCDカプセル、やや遅れて富士フイルムアクシアのJ'zなどがある。これらは後代、ラインナップの整理統合に伴い各社の主力モデルへとシフトしていった。この時期に、旧来のC-50・C-54・C-74・C-80といった中間の収録時間が一般化していき、さらにC-64・C-70といったCD対応のために新たに加わった収録時間と併せて、各社で様々なラインナップが現れる。一例としてソニーでは、CDixに続くハイポジCDixIIでラインナップ中のC-50からC-80までは全て5分刻みの収録時間(C-50・55・60・65・70・75・80、他にC-20・40・46・90)として、ほぼ全てのCDの収録時間に対応可能と謳った。ただし、次モデルからはC-54・64・74といった他社と同様に偶数の収録時間に改めている。また、1980年代末期に発売された8cmサイズのCD(シングル)の総収録時間に対応したC-20・C-22といった短時間タイプ、あるいは高級タイプやメタルポジションにもラインナップされたC-100 - C-110といった音楽専用の超長時間タイプ等が現れたのもこの頃で、さらには、長くC-46/60/90のみを堅持していた高級タイプにもC-54・74といった中間帯が徐々に加わり始めている。収録時間のバリエーションとしては、この1980年代末のCD普及期から、音楽メディアの主役がMDなどへシフトする1990年代前期まで(いわゆるバブル全盛期)が最も多彩であった。
変わり種のタイムバリエーションでは、いわゆる“リールタイプ”専用とも言えるC-52がある。1980年代中期に流行したオープンリール状のハブを持つリールタイプでは、リール側面を固定する“のりしろ”のために通常よりハブ中心部が大径となり、C-60のテープ厚ではC-52が収納限界となったためである。なお、大径形のハブは走行安定性の向上という観点から、オープンリールタイプ以外にもおおむねノーマル最高級・ハイポジ中級クラス以上と全てのメタルテープのC-46で大径ハブが採用されていた時代が長くあり、メーカーによってはC-54以下で大径ハブを使用できるよう、オープンリール状のハブよりも僅かに直径を狭めた大径タイプのリールを採用しているメーカーもあった。また、SANYO、National、TEAC等がC-46の2倍ということで採用したC-92、That'sがハブの小径化によってC-90テープ厚で限界の収録時間を達成したC-108などもあった。
C-150は最も後期になって追加された久々の超長時間タイプで、カセットが音楽用メディアとしての主流を他へと明け渡しつつあった1990年代に発売された。当然ながら用途は会議録音用などで、当時は他に手軽な長時間録音に適したものがほとんどなかったこともあり、ある程度の需要があった。カセットの生産がほとんど海外へ移行した2000年代以降も、C-150のみ国内生産であった。
なお、特殊用途として、C-0(補修用のハーフ+リーダーテープ)、エンドレステープにC-3/6/10などの製品があった。また、製品自体は通常のものと変わらないが、1980年代中期にはコンピュータプログラム記録用にC-10・15・16などの製品があった。業務用のバルク品などはそれ以外にもさまざまな長さの製品が存在していた。

テープの種類:
当初は音声用途から普及したが音楽用途が求められるにつれ、周波数特性やダイナミックレンジの拡大を目的に、さまざまな種類のテープが開発された。
テープには使用する素材の磁気特性により複数の種類があり、主なものとしてノーマル (Type I/NORMAL)、クローム/ハイポジション (Type II/CrO2)、メタル (Type IV/METAL) の3種類がある。ダイナミックレンジの広さはメタル>ハイポジション(コバルト被着酸化鉄タイプ。以下同じ)>ノーマルの順であるが、中低域の実用最大出力レベル (MOL) はメタル>高級ノーマルテープ≥ハイポジション、ノイズ特性はハイポジション>メタル>ノーマルの順で優れている。録音レベルを手動で設定できるデッキでメタルテープを使用する場合、録音レベルを通常より+3dBほど高く設定することが推奨されていたのは、この特性を活かすためである。この他に、まだテープの性能も低かった1970年代中期にクロームと通常のγ三酸化鉄を二層に塗布して両者の長所を生かそうとしたフェリクローム (Type III/Fe-Cr) が開発された(ソニーの「DUAD(デュアド)」など)が、製造過程に由来するコスト高、取り扱いの煩雑さ、対応機器の少なさ(但しノーマル用機器でも使用自体は可能であったが)、更にメタル登場以降は性能面での優位性に基づく存在意義が薄れ、1980年代以降は事実上廃れているといってよい。コンパクトカセットのダイナミックレンジは、技術面や仕様などからくる制約によりメタルテープでも最大63db程度で頭打ちとなっていたため、ノーマル・ハイポジの高性能化が進むとダイナミックレンジの面においてはメタルテープの優位性は縮小していった。しかし、低音域から中高音域にかけての再生レベルの落ち込みはノーマル・ハイポジに比べてメタルテープは極めて少なく、より原音に近い音質で録音することを目的とするならばメタルテープに一日の長があった。しかしメタルテープに求められた性能は後にDATやMD、一部のリニアPCMレコーダーを含む携帯型デジタルオーディオプレーヤー、更にPC(パソコン)を介したUSBオーディオキャプチャーユニットなどによるデジタル録音・デジタル再生に取って変わられたため結果的に2001(平成13)年までにメタルポジション用カセットテープが生産中止となり、また、それを追うような形でハイポジション(クロームポジション)用カセットテープも2011(平成23)年までに生産中止となったが、2013(平成25)年8月頃にダイソーのC120のみハイポジション用カセットテープが復活した。ただし、ダイソーのC120以外のハイポジション用カセットテープは2013(平成25)年8月現在の時点においてもごく一部に限られるが在庫分に限り入手可能となっていた。

参考資料:Wikipedia(2017年1月6日)
記事:
投稿:29.1.22
 調整:29.1.24/29.2.10/29.2.14


以下ブランド別INDEX:
a0057057_2365388.png57-1 HITACHI(日立家電販売:maxell OEM)

a0057057_21534756.png57-2 maxell(日立マクセル)

a0057057_21112250.png57-3 BASF

a0057057_22341.png57-4 CBSソニー

a0057057_1672915.png57-5 COLUMBIA

a0057057_20533422.png57-6 FUJI FILM

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by fbox12 | 2017-01-24 11:57 | 私的文化遺産

USB カセットキャプチャー

a0057057_211870.png私的文化遺産整理番号58

ここのところ再びブームになりつつあるカセットテープ。
その全盛期(前世紀)の遺物を活かすためか、ラジカセやカセットプレイヤーも再び脚光を浴び始めている。
かなり前、ウォークマンをこの「私的文化遺産」として登場させたが、残念ながらかの機械は稼働することが出来ない。
また、ラジカセの類は、全てを処分してしまっているため手元にはなく、オーディオカセットデッキは他の荷物に邪魔されて未だ「私的文化遺産」としては登場させることが出来ない(多分、稼働は出来ない)。
そんなとき、カセットテープを登場させたことにより、その中身を聞きたくなったのだが、状況は上記の通り。

そこで、ネットでテープ関連のものを検索していて出てきたのが、カセットに録音されたものを USB 経由で MP3 など(他に、wav、wma )にキャプチャー出来るプレイヤー。
簡単にいえば、ウォークマンが USB で PC につながるようなもの。製品そのものはWindows XP や7の頃のもので決して目新しいものではない(Windows 10 でもOKらしい)が、3,000円程度の値段につられて購入してみた。
値段からもわかる通り、MADE IN CHINAで、おもちゃに毛の生えたようなものはあらかじめ承知はしていたが、先に登場の40年前のカセットテープを再生してみれば、何と懐かしいサウンドがよみがえった。
正直、もっと音が悪いかと思ったが、当時の録音の状況やテープの周波数特性、テープの劣化の度合いを考えればほぼ実用のレベル。
オートリバースの帰りの方だとさすがに回転が不安定になるようだが、一方通行で再生すれば防げる。耐久性には期待していないので、壊れないうちに聞きたいものをピックアップしてMP3 化しておこうと思う。
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by fbox12 | 2017-01-13 22:04 | 私的文化遺産

SONY TRANSISTER TV RECIEVER 7-76

a0057057_21262694.pnga0057057_21303783.png

私的文化遺産:整理番号56

ソニートランジスタテレビ
ブラウン管:7形モノクロ
周波数(チャンネル):1〜12(本体向かって右側)
 UHF13〜62チャンネル受信可能なコンバーターを本体に内蔵可能(チャンネルは本体向かって左側:下写真右側)
価格:33,000円
電源:AC100VまたはDC12V(専用バッテリー)
備考:昭和43(1968)年度グッドデザイン賞受賞商品

a0057057_21295160.pnga0057057_21161457.png

記事:
 投稿:28.4.30
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by fbox12 | 2016-04-30 21:11 | 私的文化遺産

BUFFALO CRWL40U2(CDR/RW)

a0057057_1452159.png私的文化遺産:整理番号54

対応機種:
 DOS/V(OADG仕様)対応パソコン、NEC PC98-NXシリーズでUSBポート搭載機種
動作環境:
 CPU:PentiumII300MHz以上
 メモリ:128MB以上
 HDD:30MB以上の空き領域(書込み時の一時的な領域として約800MB以上必要)
対応OS:
 Windows Vista / XP / Me / 2000 / 98SE / 98( 7 / 8 / 8.1 / 10)
 ドライバインストール不要(Windows Vista XP / 2000 / Me等)
対応フォーマット:
 リード時:CD-ROM、音楽CD(CD-DA)、CD-TEXT、CD Extra、Mixed Mode CD、Video CD、Photo CD
 ライト時:データCD、音楽CD(CD-DA)、CD-TEXT、CD Extra、Mixed Mode CD、Video CD
インターフェース USB2.0 / 1.1(TypeB)
 データ転送速度 USB2.0接続時 R最大40倍速(74分Dを3分以内で書込み完了) / RW最大12倍速 / リード最大48倍速
 USB1.1接続時 R最大8倍速相当 / RW最大8倍速相当 / リード最大8倍速相当
ローディング方式:トレー式、フロントシャッター機構、タテ置きヨコ置き両対応
電源:AC100V 50/60Hz
消費電力:最大25W
外形寸法:W165×H55×D303mm
重量:1.8kg以下
動作環境:温度5~35℃、湿度20~80%(結露なきこと)

保存状況:フロントシャッター故障により廃棄
(写真は、フロントシャッター部を取り外した状態)


(参考資料:Baffloホームページ)
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by fbox12 | 2015-12-31 10:02 | 私的文化遺産

National Caminito(折り畳み自転車)

a0057057_134148100.pnga0057057_1614823.png

私的文化遺産:整理番号53

a0057057_14521234.pngカミニートとは、スペイン語で「小道」のこと。
サドルの後ろにあるポケットは工具入れ(走行時結束バンドを入れ、分解時はべダルを入れる)。

メーカー:松下電器産業株式会社
型式:B-1K3U₂
タイヤサイズ:16インチ
発売開始:昭和47(1972)年
(写真は、昭和60(1985)年頃の製品)

保存状況:動態保存(実稼働中)
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by fbox12 | 2015-12-23 15:44 | 私的文化遺産

3G MOBILE ROUTER RS-CV0C

a0057057_17492679.png私的文化遺産:整理番号22(通信SIM により稼働可能)

メーカー:ネットインデックス(現、NCXX)
サイズ:95.9mm(W)×50.7mm(D)×14.1mm(H)
質量:約85g(バッテリー含む)
無線LAN部:
 通信方式:IEEE802.11b/g
 周波数:2.400GHz-2.4835GHz(1-13ch)
 セキュリティ:WPA-PSK(TKIP/AES), WPA2-PSK(TKIP/AES)
  WPA/WPA2 mixed PSK, WEP(128/64bits)
WAN(3G):
 通信速度受信最大:7.2Mbps/送信最大:5.76Mbps
 通信方式:WCDMA/HSDPA/HSUPA
 周波数:2.1GHz/800MHz
電源供給:USBmicro USB
バッテリー:リチウムポリマー(1500mAh)
連続通信時間:約4時間
スタンバイ時間:約20時間
カードスロット:micro SD、micro SDHCスロット
インターフェース:USB 1.1 / 2.0準拠
SIMロック:フリー
対応OS:(USB接続時)
 Windows XP Pro/Home Edition(SP2以降)
 Windows Vista(32bit版/64bit版)
 Windows 7(32bit版/64bit版)
 Mac OS X 10.4.11以降

保存状態:現機保存


(参考資料:NCXX ホームページ)
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by fbox12 | 2015-12-20 20:12 | 私的文化遺産

電電公社 交換器用 ヘッドセット

a0057057_1419016.png私的文化遺産:整理番号52

電電公社(日本電信電話公社・・NTTの前身)交換器に使われていた、ヘッドセット。(受話部上には公社マーク:右写真)

a0057057_14162228.png卓上交換器などではボタン電話などの普及により早々に姿を消したが、現場サイドではテスト用などで最近まで使われていた。


電話開通時の事情:
明治21(1888)年、東京 - 熱海間に電話線を架設し通話試験を行った。良好な結果が得られ、翌年22(1889)年1月1日から約1年間、東京 - 熱海間で、一般公衆通話の市外通話を実証実験と一般への啓蒙をかねて開始した。

明治23(1890)年12月16日、日本で初めて電話が開通(電話交換業務を開始)した。東京 - 横浜間の電話交換業務を9名の交換手で対応したという。加入者もわずかで、東京で155人、横浜で42人。当時の電話料金は定額料金で東京が40円、横浜35円。 当時、1円で米が15kg買えたので、今の値段に加算すると、40円は12万円に値する。
(この項のみ、exite newsから)

市外通話発祥の地碑文
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by fbox12 | 2015-12-16 14:19 | 私的文化遺産

Willcom AX520N

a0057057_176794.png私的文化遺産:整理番号35

概要:
AX-520Nは、NECインフロンティアが開発した、ウィルコム向けPCカード型 Type IIデータ通信端末製品である。
前年に発売されたAX510NをW-OAM対応に変更した物で、W-OAMのサービスインに合わせて発売された。
変調方式「8PSK」に対応した事でW-OAMエリア内では、AIR-EDGE[PRO]「8x」の場合は408kbps、「4x」で204kbps、「2x」で102kbps、「1x」で51kbpsの最高速度で利用する事が出来る。
W-OAMエリア外でも、AIR-EDGEは[PRO]「8x」(256kbps・32×8)、「4x」(128kbps・32×4)、「2x」(64kbps・32×2)、「1x」(32kbps・32×1)、64Kフレックスチェンジ(ネット25)に対応している。また、PIAFS(64k・32k)に対応している。
a0057057_1133414.pngPCカード型の端末で、PCカードスロットが無く、USBのみのPCでは、別売りの「PCカード用USBアダプタ」で対応。本体の色調はシルバーを採用。外観の特徴として、「AX-510N」と同様に本体上部の左右に回転式のアンテナを設けている(右写真:アンテナを立てた状態)。また、台湾・タイでの国際ローミングにも対応。
付属品は、専用ユーティリティソフトを収録したCD、収納ケースなどが付属していた。

データ通信方式:
 AirH" 8xパケット、4x/2xパケット、1Xパケット、64Kフレックスチェンジ
 PIAFS(64K・32K)
形状:PCカード型 Type II
サイズ:114.6 × 56.3 × 9.6 mm
質量:45 g
対応OS:(各日本語版)
 Microsoft Windows Millennium Edition
 Microsoft Windows 2000
 Microsoft Windows XP
 Microsoft Windows Vista(64bit版も対応)
 Microsoft Windows 7(64bit版も対応)
 Mac OS 9.0 - 9.2.2 / 10.1.5 - 10.5.7
発売日:平成18(2006)年2月23日


(参考資料:Wikipédia 平成23(2011)年1月29日更新)
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by fbox12 | 2015-12-14 17:24 | 私的文化遺産