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239 岐阜羽島駅 (JR東海)

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ぎふはしま

所在地:岐阜県羽島市福寿町平方645-1
所属・路線:東海旅客鉄道株式会社・東海道新幹線
電報略号/事務管コード:ハシ/530145
キロ程:396.3km(東京起点)
乗換:新羽島駅(名鉄・羽島線)

概要:
岐阜県内にある唯一の新幹線駅である。
駅前には、地元の大物政治家・大野伴睦夫妻の銅像が立ち、ひところは政治駅の代名詞のようにも言われた。
東海道新幹線の建設時、名古屋以西のルートは旧東海道を通るルートが有力であったが、鈴鹿山脈を越えるためにはかなりの難工事が予想され当時の技術的障害や建設コスト面の問題、さらには昭和39(1964)年東京オリンピックまでに開業させるといった工期上の事情などもあり、在来線である東海道本線同様に中山道ルート(関ヶ原経由)に変更された。
国鉄は昭和33(1958)年 - 34(1959)年に岐阜県内の駅設置の必要性を認識して計画を進めていたが、北に大きく迂回することになる県庁所在地の岐阜市を経由せず、名古屋から関ヶ原までを直線で結ぶ現在のルートを予定していた。しかし、そのことが岐阜市経由を望んでいた岐阜県や地元自治体に伝わると猛反発に遭った。時の知事・松野幸泰が要請した大野と国鉄との交渉の際、国鉄は駅を作ることをあえて伏せ、「一駅作るなら地元を説得しよう」と大野に言わせて顔を立て、羽島市内に駅を設置することにより、まるで妥協案が成立したかに見えるよう手配したという。
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昭和39(39(1964)年10月1日に開業。開業当初は駅の前には水田が広がるだけの駅であった。のち昭和45(1970)年、駅南口に岐阜羽島繊維卸センターが完成し、駅南口一帯に問屋街が形成されたが、その後は空き店舗が多くなり、駅周辺の賑わいに欠けていた。 しかし、平成28(2016)年以降は岐阜羽島駅北西で行われている区画整理による開発が大幅に進み、多数の店舗が軒を連ねる飲食店街ができたり、従来からあった空き店舗へも新規出店するケースが出るなど、過去に例をみないほど賑わっている。また、駅周辺には既に多数のビジネスホテルが営業しているが、観光客等を中心にホテル利用者が増えている事から、特に平成28(2016)年からは新規開業が相次いでいる。
現在はほぼ全時間帯で「ひかり」と「こだま」が毎時1本ずつ停車するダイヤとなっている。開業時は新幹線単独駅であったが、昭和57(1982)年に名古屋鉄道(名鉄)羽島線の新羽島駅(右写真:新羽島駅から見た東海道新幹線ホーム)が隣接部に開業し乗換が可能になった。ルート選定で揉めた岐阜市とを結ぶアクセス路線として造られたが、東海道新幹線の全列車が停車する名古屋駅から岐阜市内に向かうのと所要時間は変わらないため、地元住民の通勤・通学路線での利用が多い。
なお名古屋駅 - 米原駅間は東海道本線と別線区間となっており、この区間の選択乗車において当駅の乗車券の取扱いは東海道本線岐阜駅を準用している。したがって、名古屋以東または米原以西発着の乗車券であれば当駅発着のものであっても岐阜駅を利用でき、逆に岐阜駅発着のものであっても当駅を利用できる。また名古屋以東と米原以西の相互間の片道101km以上の乗車券を用いて当駅で途中下車し、岐阜駅から再入場して同じ方向もしくは高山本線方面へ旅行を継続することもできる(逆に岐阜駅で途中下車し、当駅で再入場することもできる)
(以前、近畿日本鉄道(近鉄)が大垣駅から当駅までの新線建設を発表した事がある)。

歴史:
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昭和39(1964)年10月1日 - 新幹線と共に開業。
昭和53(1978)年 - 0番線設置(右写真:工事用車両が停車中)。
昭和54(1979)年4月20日 - 新幹線自由席特急券・乗車券券売機を設置(一万円札も使用可。券裏面に磁気コード付き)。
昭和55(1980)年10月1日 - 「ひかり」の一部が停車。
昭和62(1987)年4月1日 - 国鉄分割民営化により、JR東海の駅となる。当初の管轄は東海鉄道事業本部。
平成8(1996)年3月16日 - これまで早朝・夜間に限られていた「ひかり」の停車が終日1時間ごとに拡大(名古屋以西各駅停車)。
平成10(1998)年3月10日 - 自動改札機を導入。
平成17(2005)年 - リニューアル工事実施。1階部分耐震補強、「JR全線きっぷうりば」等の配置変更。
平成20(2008)年(平成20年)4月1日 - 管轄が新幹線鉄道事業本部へ変更。
平成21(2009)年名古屋発着のひかりがN700系の運行となるに伴い、米原駅と共にN700系新規停車となる。
 10月31日 - ホーム上の売店がこの日の営業をもって閉店。
平成22(2010)年 - ホームの発車標が反転フラップ式からフルカラーLED式に交換された。

駅構造:
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島式ホーム2面4線を有する高架駅である。中央にホームに接していない本線(通過線)2線があり(下写真の電車横)、副本線に乗り場が4線(0・1番線ホーム、2・3番線ホーム)ある。

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のりば:

0・1番線 東海道新幹線 上り 名古屋・東京方面(通常ダイヤでは1番線のみ使用:上写真が0番線、左写真が1番線)
2・3番線 東海道新幹線 下り 新大阪・博多方面(通常ダイヤでは2番線のみ使用:左写真向かい側)
本線2本に副本線が4本と東海道新幹線の中間駅では規模が大きい。これは大阪方面の関ヶ原越えに備えるためであり、豪雪で運行を見合わせる際に列車を多く留置できるようになっている。

バス路線:
名阪近鉄バス
【羽島線】大垣駅行・ソフトピアジャパン行(安八町役場・総合庁舎口・市民病院前経由)
【輪之内羽島線】輪之内文化会館行(イオンタウン輪之内経由)海津市営バス
【海津羽島線】養老鉄道の石津駅行(お千代保稲荷、海津市役所海津庁舎経由) 運賃は、大人100円、小・中学生50円。

かつて存在したバス路線
岐阜乗合自動車
【新羽島線】長良川温泉行き(飯柄・柳津・鶉・加納新本町・JR岐阜・名鉄岐阜・岐阜公園・長良橋経由)(島1丁目・柳津・柳津本郷・茜部大川・JR岐阜方面経由)
【小熊線】墨俣行き(間島・小熊経由)
【大垣一宮線】大垣駅発・新幹線羽島駅経由・新一宮百貨店行き

出典・参考:Wikipedia「岐阜羽島駅」(最終更新:2017年12月18日)

現地取材:29.9.16/29.11.19
記事投稿:29.12.26
  調整:30.1.-5
by fbox12 | 2018-01-05 15:28 | 鉄道・バス