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190 徳和駅 (JR東海)

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所在地:三重県松阪市下村町1855
所属・路線:東海旅客鉄道株式会社・紀勢本線
駅名読み(電報略号):とくわ(トク)

概要:
190 徳和駅 (JR東海)_a0057057_19381010.png昭和17(1942)年までは、廃止された関西急行鐡道伊勢線(旧 伊勢電氣鐡道本線)との接続駅であった。
三重県道756号松阪環状線が駅の真上をオーバークロスしている(右写真跨線橋後方)が、これがかつての関西急行鐡道伊勢線の廃線跡で、道路が通る築堤は伊勢線の遺構である。1980年代半ばまではJR線をまたぐ両側のコンクリート構造物も残っていたが、道路整備により消滅している。

歴史:
明治26(1893)年12月31日 - 參宮鐡道の津 - 相可(現 多気) - 宮川間開通
明治27(1894)年12月31日 - 徳和驛開業、旅客営業と手荷物・小荷物取扱開始
明治40(1907)年10月1日 - 參宮鐡道国有化
明治42(1909)年10月12日 - 線路名称制定に伴い、參宮線の所属駅となる。
昭和5(1930)年12月25日 - 伊勢電氣鐵道本線徳和驛開業
昭和11(1936)年9月15日 - 參宮急行電鐡へ伊勢電氣鐵道が合併、同社の名古屋伊勢本線所属となる。
190 徳和駅 (JR東海)_a0057057_14515343.png昭和16(1941)年3月15日 - 大阪電氣軌道と參宮急行電鐡が合併、関西急行鐡道発足。同社の伊勢線所属となる。
昭和17(1942)年8月11日 - 関西急行鐡道伊勢線廃止
昭和34(1959)年7月15日 - 紀勢本線全通に伴い、当駅を含む参宮線亀山 - 多気間が紀勢本線に編入され、同線の所属駅となる。
昭和58(1983)年12月21日 - 荷物の取扱い廃止。同時に無人化(入場券は、国鉄有人駅時代のもの)
昭和62(1987)年4月1日 - 国鉄分割民営化により東海旅客鉄道(JR東海)が継承

駅構造:
190 徳和駅 (JR東海)_a0057057_16344065.png相対式ホーム2面2線を有する地上駅。簡易式の駅舎があり、汲み取り式ではあるがトイレが併設されている。待合所が両ホーム上にある。1番線と2番線は跨線橋で繋がる(上写真:タイトル写真の踏切は交差する道路のもの)。
2番線を本線とした一線スルー配線であり、通過列車は原則として上下線とも2番線を通過する(タイトル写真:上り快速「みえ」が通過中)。停車列車は原則として上り列車が1番線、下り列車が2番線に発着するが、反対方向の通過列車に道を譲るために1番線に入る下り列車もある。松阪駅管理の無人駅となっている。

のりば:
1番線 紀勢本線 上り 亀山・名古屋方面(写真右側)
2番線 紀勢本線 下り 新宮・伊勢市方面(写真左側)・・一部は1番線から発車

参考資料:Wikipedia(2016年8月28日)・・一部内容加筆訂正
記事:
 取材:28.8.17
 投稿:28.12.-5
 調整:28.12.-6
by fbox12 | 2016-12-05 19:44 | 鉄道・バス