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第八拾伍 丹那神社 静岡県熱海市鎮座

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鎮座地:静岡県熱海市福道町8
祭神:丹那隧道工事関係殉職者67柱、大地主命(おおとこぬしのみこと)、大己貴命(おおなもちのみこと)、手力男命(たじからおのみこと)、豊岩門戸命 (とよいわまどのみこと)、櫛岩門戸命(くしいわまどのみこと)
社名よみ:たんなじんじゃ

由緒:
大正10(1921)年4月1日、丹那トンネルの東口工事現場で起工以来最初の大崩壊事故が発生、多数の犠牲を伴う大惨事となった。坑口から300m(現在の熱海梅園内「香林亭」あたりの直下)の地点で、長さ約70mにわたって崩壊が起き、作業中の33名が生き埋めとなって、関係者を先頭に必死の救援活動もむなしく、8日後奇跡的に救出された17名を除く16名の命が奪われ、尊い人柱になってしまった。
同年6月26日、鐡道大臣をはじめ、関係者400余名により慰霊祭が挙行され、丹那神社は、このトンネル工事の犠牲者の英霊の鎮魂の意味を込めて、工事の守り神として坑口上に建立、当初「隧道神社」と命名されて現在地に祀られたが、後に「丹那神社」と改称されて今日に至っている。
なおその後、大正13(1924)年の西口の湧水事故や昭和5(1930)年の北伊豆地震による崩壊事故、その他の事故による犠牲者も合わせ合計67柱の英霊を祭神として祀っている。
毎年4月第一日曜日に、奉賛会の手により、例祭が挙行される。

第八拾伍之壱 山神社
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祭神:大山祗命(おおやまずみのみこと)

由緒:
トンネル工事を担った坑夫は、金、銀、銅などの鉱山で活躍した坑夫の系譜に連なる者たちだった。
固有の歴史と伝統、規律を持つこの者たちには、様々な習俗・習慣があったが、その一つに工事を起こす際に、山を鎮め、工事の安全を祈って坑口に山の神様(山神宮)を祀るというものがある。
丹那トンネルの工事に際しても、着工前に山の神が祭られ、坑夫たちは坑内への出入りの際、常に参拝したと言われている。
現在、丹那神社の右斜め上の小祠がそれで、石を刻んだだけの素朴な社である。

参考資料:丹那神社奉賛会ホームページ

a0057057_22101022.pngこの神社最寄の駅・バス停
 JR伊東線 来宮または、JR東海道線熱海駅から伊豆箱根バス 梅園入口(停)

(写真は、丹那トンネルポータル(入口・・鉄道トンネルの列車が入る側のこと)

記事:
 取材:
 投稿:28.11.27
 調整:28.11.28/28.11.29/29.1.16
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by fbox12 | 2017-01-16 21:32 | 神社