fbox12 blog (博物館fbox12 館長の雑記帳)

国鉄 二俣線 <第三セクター化(→天竜浜名湖鉄道)>

概要:
元来は、東海道線掛川から遠江二俣、三河大野を経て岐阜県東濃地方の大井(現在の恵那)に至る鉄道(改正鉄道敷設法別表第63号)遠美線として計画されたが、軍事上の要請から、浜名湖付近で海岸線を通る東海道本線が敵軍の攻撃により不通になった際のバイパスとするため、遠江二俣と新所原(法律の条文上は豊橋)の間を改正鉄道敷設法別表に第63号ノ2として昭和8(1933)年に追加した上で、天竜二俣付近を、昭和4(1929)年 - 同10(1935)年に存在した光明電氣鐵道線の廃線跡を転用して建設を行い、昭和10(1935)年4月17日に掛川驛 - 遠江森驛(現在の遠州森駅)間で開業した。

歴史:
a0057057_22514589.png昭和10(1935)年4月17日 - 鐵道省二俣線 掛川 - 遠江森間 (12.9km) 開業。遠江桜木驛(現在の桜木駅)、原谷驛、遠江森驛(現在の遠州森駅)開業
昭和11(1936)年12月1日 - 二俣西線 新所原 - 三ヶ日間 (12.1km) 開業。(新所原驛)、知波田驛、尾奈驛、三ヶ日驛開業。二俣線を二俣東線に改称
昭和13(1938)年4月1日 - 二俣西線 三ヶ日 - 金指間 (13.8km) 延伸開業。都筑驛、佐久米驛(現在の浜名湖佐久米駅)、西氣賀驛、氣賀驛、金指驛開業
昭和15(1940)年6月1日 - 遠江森 - 金指間 (29.1km) 延伸開業し掛川 - 新所原間全通。二俣東線が新規開業区間及び二俣西線を編入し二俣線に改称。遠江一宮驛、敷地驛、野部驛、遠江二俣驛(現在の天竜二俣駅)、西鹿嶋驛、岩水寺驛、宮口驛、都田驛開業
昭和28(1953)年7月8日 - 東都筑仮停車場開業
昭和29(1954)年10月10日 - 西掛川駅開業
昭和30(1955)年5月6日 - 寸座駅開業。東都筑仮停車場を駅に格上げし東都筑駅開業
 6月1日 - 上野部駅開業
昭和31(1956)年5月10日 - 細谷駅開業
昭和31(1956)年12月15日 - 二俣本町駅開業
昭和33(1958)年11月1日 - 遠州鉄道の気動車が西鹿島 - 遠江二俣間に乗り入れ開始
昭和35(1960)年4月20日 - 戸綿駅開業
昭和36(1961)年5月16日 - 遠州鉄道の気動車の乗り入れ区間を遠江森まで延長
昭和41(1966)年10月1日 - 遠州鉄道の気動車乗り入れ廃止
昭和46(1971)年3月31日 - 蒸気機関車全廃、無煙化
昭和59(1984)年6月22日 - 第2次廃止対象特定地方交通線として廃止承認
昭和60(1985)年3月14日 - 貨物営業廃止
昭和62(1987)年3月15日 - 国鉄二俣線 (67.9km) 廃止。天竜浜名湖鉄道 天竜浜名湖線 掛川 - 新所原間 (67.7km) 開業

列車迂回記録:
昭和19(1944)年12月 - 東南海地震で東海道本線が大きな打撃を受けた際に、復旧するまで列車が通った。当時最新鋭の特急などが中山間の農村地帯を通ったことに沿線住民は驚いた。
昭和20(1945)年7月24日 - 東海道本線が空襲によって不通となった際に、列車3本が迂回した。
 7月30日 - 浜松駅が浜松空襲の艦砲射撃で不通となった際に、軍用列車や本線列車5本が迂回した。

駅一覧
 名称  営業キロ(国鉄時代) 備考   
 掛川駅    0.0 (東海道本線)
 西掛川駅   1.9
 遠江桜木駅  4.1
 細谷駅    6.1
 原谷駅    8.0
 戸綿駅   12.1   
 遠江森駅  12.9
 遠江一宮駅 16.5
 敷地駅   20.0
 野部駅   23.1
 上野部駅  24.5
 遠江二俣駅 26.3
 二俣本町駅 26.9
 西鹿島駅  28.6 (遠州鉄道・鉄道線)
 岩水寺駅  30.5
 宮口駅   32.4
 都田駅   37.8
 金指駅   42.0
 気賀駅   45.0
 西気賀駅  47.8
 寸座駅   49.5
 佐久米駅  50.8
 東都筑駅  52.0
 都筑駅   53.4
 三ヶ日駅   55.8
 尾奈駅   58.2
 知波田駅  63.1
 新所原駅  67.9 (東海道本線)

参考資料:Wikipedia(平成28(2016)年10月16日)
 投稿:28.11.19
 調整:28.11.20
[PR]
by fbox12 | 2016-11-20 14:28 | 鉄道・バス