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JR大社線 <路線廃止> / 910 大社駅 (JR西日本)

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大社線(たいしゃせん)は、かつて島根県出雲市の出雲市駅から同県簸川郡大社町(現在は出雲市)の大社駅までを結んでいた西日本旅客鉄道(JR西日本)の鉄道路線(地方交通線)である。

概要:
出雲大社への参詣路線として京都・大阪方面などからの直通列車も運行されていたが、国鉄分割民営化前の昭和60(1985)年からは線内折り返しの普通列車のみ運行されていた。国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道に承継されたが、昭和62(1987)年に特定地方交通線第3次廃止対象線区として承認され、平成2(1990)年4月1日に廃止された。 廃線前の輸送密度は2,661人/日で、路線バスに転換された特定地方交通線の中ではもっとも高かった。

a0057057_15543648.png廃止後は一畑電気鉄道による代替バスに転換され、現在は一畑バスに引き継がれている。また、和風木造の大社駅舎(左)は、国の重要文化財・島根県有形文化財に指定され現在も保存されている。線路跡は出雲市駅 - 荒茅駅までの区間がサイクリングロードとなっており(途中、出雲高松駅跡の先からしばらくは通行不能)、出雲高松駅、荒茅駅ともにプラットホームが残されている。
平成6(1994)年12月3日より平成10(1998)年3月13日まで出雲市駅から1キロほどの廃線跡が、出雲市駅高架化工事のため仮線として使用されていた。




路線データ:
 管轄(事業種別):西日本旅客鉄道(第一種鉄道事業者)
 区間(営業キロ):出雲市駅 - 大社駅間 7.5km
 軌間:1067mm
 駅数:4駅(出雲市・出雲高松・荒茅・大社)
 複線区間:なし(全線単線)
 電化区間:なし(全線非電化)

運行形態:
廃止直前の時点で、線内折り返しの普通列車のみおおむね1時間毎の運転で、1日15往復の列車が設定されていた。
出雲大社への参詣路線という性格から、他線と直通する列車が開業直後から運行されていたが、地域輸送が中心となった実体を反映して、昭和60(1985)年3月に他線に直通する列車は廃止された。1980年代頃の主な直通列車として、名古屋駅 - 大社駅間の急行「大社」や大阪駅 - 大社駅間の急行「だいせん」などがある。

歴史:
明治45(1912)年6月1日:出雲今市駅(現在の出雲市駅) - 大社駅間(4.7M≒7.56km)開業。大社駅開業。
大正元(1912)年11月15日:朝山駅開業
昭和7(1932)年5月10日:朝山駅、出雲高松駅に改称
昭和32(1957)年4月1日:出雲今市駅、出雲市駅に改称
昭和33(1958)年4月1日:荒茅駅開業
昭和ア49(1974)年10月1日:貨物営業廃止
昭和62(1987)年2月3日:第3次特定地方交通線として廃止承認
 4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道が承継
平成2(1990)年4月1日:全線廃止。一畑電気鉄道バスに転換

駅一覧:
(全駅島根県出雲市に所在。ただし、大社駅の所在は廃止時点では簸川郡大社町)。
 駅名  駅間キロ 営業キロ接続路線
 出雲市駅  西日本旅客鉄道:山陰本線/一畑電気鉄道:北松江線(電鉄出雲市駅)
 出雲高松駅 3.5  3.5
 荒茅駅   1.5  5.0
 大社駅   2.5  7.5

(以上、出典:Wikipedia 平成28(2016)年6月12日)


910 大社駅 (JR西日本) <路線廃止>
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所在地:島根県簸川郡大社町北荒木(廃止時:現 出雲市)
所属・路線:西日本旅客鉄道株式会社・大社線(路線廃止)
駅名読み(電報略号):たいしゃ(タシ)

歴史:
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明治45(1912)年6月1日 - 内閣鐵道院大社線 出雲今市驛(現 出雲市駅) - 当駅間の開通と同時に開業。旅客・貨物の取扱を開始
大正13(1924)年2月28日 - 二代目駅舎竣工
昭和49(1974)年10月1日 - 貨物取扱廃止
昭和62(1987)年4月1日 - 国鉄分割民営化により、JR西日本の駅となる。
平成2(1990)年4月1日 - 廃止
平成13(2001)年7月 - 旧大社町合併50周年を記念し、旧JR大社駅整備事業として出雲大社神苑内からD51形774号機関車を構内に移設展示(上右写真:大社線廃止時に旧大社町がJR西日本から教育用資料として無償貸与され、出雲大社神苑内に展示していたもの。昭和17(1942)年9月7日製造)。
平成16(2004)年(平成16年) - 駅舎、重要文化財に指定
平成21(2009)年2月6日 - 近代化産業遺産に認定

駅構造:
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廃止当時、島式・相対式ホーム2面3線を持つ地上駅であった。なお、これら3線はホームの末端で1線に収束した後、その先に車止めが設置されていたが、その引上げ線はかなり距離が長く、道路と交差する部分もあり、踏切も設置されていた。出雲大社の膝元であることから、昭和26(1951)年 - 昭和36(1961)年までの間は東京直通の急行列車「出雲」が運行されていた。その後も1980年代まで「大社」や「だいせん」といった急行列車や、参詣者の団体臨時列車などが乗り入れてきていたため、ホームは非常に長い。
a0057057_17412958.png駅舎は中央本線高尾駅の北口駅舎を設計した曽田甚蔵が設計したもので伊東忠太がお墨付きを与えたとも言われていた。しかし、大社線廃止後、駅舎の屋根裏調査で上棟式の棟板が発見されて設計者は、当時の神戸鉄道管理局の技手、丹羽三雄であったことが、判明した。大正13(1924)年2月28日に竣工した二代目駅舎で、木造平屋441平方メートル、出雲大社を模したつくりである。団体専用の改札口などもあったが、廃止後もホームや駅の掲示などもすべて当時のまま残されている。平成16(2004)年に国の重要文化財に指定された。また当駅とは対照的なモダンな西洋建築である一畑電車出雲大社前駅とともに近代化産業遺産(続33)にも認定されている。

この施設への交通:
一畑電車出雲大社前から徒歩または一畑バス(JR出雲市駅他から)旧JR大社駅

(以上、出典:Wikipedia 平成28(2016)年11月4日)
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by fbox12 | 2016-11-08 17:51 | 鉄道・バス