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76 波除稲荷神社(なみよけいなりじんじゃ) 東京都中央区鎮座

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鎮座地:東京都中央区築地6-20-37
主祭神:倉稲魂命
社格等:旧村社
社殿:本社唯一神明造

由緒書きから:
今から350年程前、この築地一帯は一面の海でした。江戸開府(1603年)時の慶長江戸絵図には、今の日比谷のお堀の辺りまで汐入を描き、八重洲の海岸に船の役所が見えます。開府前より始まった江戸城西丸の増築に掘られた、お堀の揚げ土を以って日比谷入江から埋め始められた、江戸東南海面埋立は、その後全国の諸侯七十家に千石に一人の人夫を出させ、後にはその埋立の役員の名をとり、尾張町、加賀町等と名附けられました。
そして70年の後、明暦の大火の後に4代将軍家綱公が手がけた最後の埋立の工事困難を極めたのが、この築地海面でした。堤防を築いても築いても激波にさらわれてしまうのです。
或夜の事、海面を光りを放って漂うものがあり、人々は不思議に思って船を出してみると、それは立派な稲荷大神の御神体でした。皆は畏れて、早速現在の地に社殿を作りお祀りして、皆で盛大なお祭をしました。ところがそれからというものは、波風がピタリとおさまり、工事はやすやすと進み埋立も終了致しました。萬治2(1659)年の事です。

人々は、その御神徳のあらたかさに驚き、稲荷大神に 『波除』 の尊称を奉り、又雲を従える<龍>、風を従える<虎>、一声で万物を威伏させる<獅子>の巨大な頭が数体奉納され、これを担いで回ったのが祭礼 『つきじ獅子祭』 の始まりです。
それ以来今に至るまで、「災難を除き、波を乗り切る」 波除稲荷様として、災難除・厄除・商売繁盛・工事安全等の御神徳に崇敬が厚いのであります。その御神徳はその後も益々大きく、当時辺境の地であった築地も次第々々に開け、現在の如く繁華街となったのであります。

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摂末社:()内は御祭神
 弁財天社(市杵島姫命)(上写真左)
末社
(天照大神、大国主命、少彦名命、天日鷲命)(上写真右)

獅子殿(右写真)

この神社最寄の駅・バス停:
 東京メトロ日比谷線 築地
 都営大江戸線 築地市場
 都営バス 築地6丁目


(参考資料:波除神社ホームページ / Wikioedia 平成28(2016)年1月24日)
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by fbox12 | 2016-09-15 23:00 | 神社