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173 二川(ふたがわ)駅 (JR東海)

a0057057_9484458.png所在地:愛知県豊橋市大岩町字南元屋敷
所属・路線:東海旅客鉄道株式会社・東海道本線
電報略号:フタ

概要:
二川驛は明治29(1896)年4月7日に開業した。
二川驛をはさむ東海道本線の浜松 - 大府間が開通したのは、駅開設の8年前にあたる明治21(1888)年のことである。このとき、江戸時代に東海道の宿場町(二川宿)として栄えた渥美郡二川村・大岩村の両村には、宿場の町並みのすぐ南側に線路が敷設されたものの、隣の吉田宿(現・豊橋市、豊橋駅を設置)とは異なり駅が設置されなかった。
二川周辺には多くの村があり人・物資の利用が見込める、隣の豐橋驛・鷲津驛とは距離があるとの理由で、翌明治22(1889)年二川では駅設置の請願を行った。この請願は成功しなかったと思われ、明治26(1893)年に再度請願運動が行われ、このときの請願が通り、駅開業の運びとなった。
新設された二川驛は、町並みの中心部から約1km、西端から300m西へ離れた場所に設置された。所在地は大川村大字大岩(旧、大岩村)であったが、町制施行や合併により明治26(1893)年から大川町大字大岩、明治39(1906)年から二川町大字大岩となり、最終的に昭和30(1955)年に豊橋市大岩町となって、現在に至っている。
駅開設時に建設された木造駅舎は100年以上の長きにわたって使用され、東海道本線では最古の駅舎だったため、老朽化により改修が必要となり、平成10(1998)年から橋上駅舎・南北自由通路の建設、駅前広場の整備、駅南方にある豊橋総合動植物公園へのアクセス道路新設などが一体となった「二川駅周辺整備事業」が開始された。この事業により平成14(2002)年2月に橋上駅舎が完成、4月には南北自由通路の供用開始された。平成15(2003)年3月までに駅前広場や公園へのアクセス道路が完成し、平成16(2004)年3月に南口の自転車等駐車場が完成して事業はすべて終了した。一方、木造駅舎は平成12(2000)年に営業を終了した。
平成13(2006)年、JR東海ではIC乗車券「TOICA」を導入した。二川駅はこのときから「TOICA」に対応している。ただし当初は二川駅から豊橋・名古屋方面の区間でのみ利用が可能だったが、平成20(2008)年から浜松方面の区間での利用も可能となった。
平成13(2011)年3月改正時点で、1時間あたりおおむね上下各3本の列車が停車する。大部分が豊橋方面と浜松方面を結ぶ普通列車であるが、豊橋を越えて名古屋方面へ(から)直通する特別快速・新快速・区間快速も停車する(これらは豊橋・浜松間は各駅に停車)。
国鉄分割民営化直前の昭和62(1987)年3月14日まで、東海道本線の豊橋駅・新所原駅間に、新所原駅から天竜二俣駅(旧遠江二俣駅)を経由し掛川駅へと至る国鉄二俣線(現、天竜浜名湖鉄道天竜浜名湖線)の列車(末期はキハ20形気動車)が直通しており、当駅にも停車していた。同線の天竜浜名湖鉄道への転換(翌日実施)により直通列車は廃止され、気動車の乗り入れ停車が無くなった。
現在、東海鉄道事業本部直轄の駅であるが、隣の新所原駅との間に境界があり、同駅は静岡支社の管轄である。

歴史・年表
a0057057_20301395.png明治29(1896)年4月7日 - 二川驛開業。当初から旅客・貨物をともに取り扱った。
明治42(1909)年10月12日 - 線路名称設定、二川驛を通る鉄道を東海道本線と命名
昭和46(1971)年4月26日 - 貨物取り扱い範囲を専用線発着の車扱貨物のみに縮小
昭和54(1979)年3月31日 - 貨物取り扱い全廃
昭和59(1984)年2月1日 - 荷物取り扱い廃止
昭和62(1987)年3月15日 - 国鉄二俣線の廃止に伴い、気動車の当駅停車(乗り入れ)が無くなる。
 4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR東海が継承
平成14(2002)年4月27日 - 橋上駅舎・自由通路完成
平成18(2006)年11月25日 - ICカード「TOICA」の利用が可能となる。

駅構造:
ホームが地上レベルに設置された地上駅で、片側にのみ線路が接する単式ホーム(1面1線)と両側に線路が接する島式ホーム(1面2線)が混在する2面3線で、ホーム番号は北側から順に1・2・3番線と割り当てられている。3番線は下り列車が使用するが、その頻度は少なく、唯一最終列車のみが使用する。
1番線と2番線の間にはホームに接しない線路があり、上り貨物列車が主に使用する。
駅舎はホーム上空に設置された橋上駅舎であり、改札口はホームの上階部分に設置されている。改札口と各ホームは階段のほかエレベーターでも繋がる。駅舎は南北自由通路を併設。北口と南口があり、地上と改札階を結ぶエスカレーター(北口のみ)・エレベーターがそれぞれに設置されている。駅舎のデザインについてJR東海は、二川地区は東海道の宿場町として現在でも古い歴史の面影をそのまま残す地区であり、駅舎の改築にあたっても東三河産の木材を使用するなど、伝統である和の微細・木質のイメージと、メンテナンスも考慮した無機質・透明というモダンなイメージの融合に努めたとしている。
業務委託駅で、豊橋駅の管理下にある。駅舎内にはみどりの窓口・自動券売機・車椅子対応トイレが設置されている。また、平成27(2015)年3月31日まで東海キヨスクが運営するキヨスクが営業していた。

のりば:
1番線 東海道本線 上り 浜松・静岡方面
2・3番線 東海道本線 下り 豊橋・名古屋方面

バス路線:
北口前に二川駅バス停があり、以下の2路線が発着する。
豊鉄バス二川線
 55 : 豊橋駅前 - 舟原 - 瓦町 - 高師原口 - 二川駅
 56 : 豊橋駅前 - 舟原 - 瓦町 - 高師原口 - 二川駅 - シンフォニアテクノロジー
 57 : 豊橋駅前 - 舟原 - 瓦町 - 高師原口 - 二川駅 - シンフォニアテクノロジー - 一里山
 二川駅 - 東海大会ホール前 (不定期)
コミュニティバス東部東山線
 二川フランテ館 - 二川駅 - 市営東山住宅 - 豊橋医療センター - 運動公園
かつては、豊橋駅から二川駅・潮見坂を経て新居町駅へといたるJR東海バス浜名線が存在した。この浜名線は平成14(2002)年9月30日限りで運行を終了、翌10月1日から豊橋鉄道(現・豊鉄バス)と湖西市自主運行バスに分割して運行を継続している。


(参考資料:Wikipedia 平成28(2016)年7月23日更新)
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by fbox12 | 2016-08-10 12:14 | 鉄道・バス