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905 夕張本町(ゆうばりほんちょう)駅 (夕張鉄道) <路線廃止>

a0057057_9152619.png所在地:北海道夕張市本町4丁目
所属・路線:夕張鉄道株式会社・夕張鉄道線

歴史:
大正15年(1926)10月14日 - 夕張鐵道線の開業に伴い、新夕張驛として開業
・・後の石勝線・新夕張駅(当時は夕張線・紅葉山駅)とは場所は全く異なる。
a0057057_920538.png昭和2(1927)年1月8日 - 当駅-夕張町丁未(ていみ)間の北炭夕張礦専用鐵道運用開始
昭和29(1954)年1月16日 - 夕張本町駅に改称
昭和38(1963)年10月10日 - 夕張市民会館1階に移転開業
昭和46(1971)年11月15日 - 鹿ノ谷-当駅間廃線に伴い廃止
(*乗車券の印刷は、「鹿の谷」になっているが、「鹿ノ谷」が正式駅名である:右写真)。

a0057057_15582611.png駅構造:
単式ホーム1面1線を有する地上駅。終日駅員が配置されていた。

廃線後:
廃線後ホーム・線路は撤去され、跡地は空き地となった。昭和60(1985)年10月、国鉄夕張駅がこの空き地へ移転した。平成2(1990)年12月、同駅がホテルマウントレースイ前に移転し、以後再び空き地となっている。駅舎は夕張市民会館と合築の建物で夕張市が所有。隣接する夕張市役所の建物と渡り廊下でつながっている。
夕張市民会館は昭和37(1962)年着工、翌38(1963)年10月に完成した。大ホール・映画館・会議室・展示場・食堂・結婚式場・公民館などを備えた総合的な施設であり、昭和46(1971)年の駅廃止後も建物は使用され、駅前広場は市民会館の入口・駐車場となった。昭和54(1979)年に改修、60(1985)年に旧駅改札口・待合室付近に小ホール「シネサロン」を新設した。
平成19(2007)年3月、夕張市が財政再建団体となり市民会館は閉鎖されたが、同年11月に「特定非営利活動法人ゆうばりファンタ」が夕張市より無償貸付を受け、全国コンパック工業会北海道支部などの協力により「ゆうばり市民会館」として再開、「市民会館運営委員会」による自主運営に移行した。同年11月23日から25日まで行われた「ゆうばり市民会館復活祭」では、韓国の俳優パク・シニャンが出演した映画『約束』(1998年/キム・ユジン監督)が上映され、シニャン本人がノーギャラで来館したというエピソードがある。
平成21(2009)年10月、「ゆうばりファンタ」は弁護士法人アディーレ法律事務所とネーミングライツ契約を締結、「アディーレ会館ゆうばり」と改称した。平成24(2012)年10月、アディーレ法律事務所と再契約を行い、引き続き「アディーレ会館ゆうばり」と称した。
平成25(2013)年11月に「建築物の耐震改修の促進に関する法律」の改正・施行を受け、夕張市による建物の耐震診断が義務化された。建物は完成後約50年経過しており、老朽化が進行していたため、耐震診断の結果によっては補修や耐震補強工事についても行う必要があったが、市には耐震診断や工事の費用負担が極めて困難であったため、市と「市民会館運営委員会」は使用停止・閉館の検討に入った。平成26(2014)年2月、閉館が決定、同年9月、アディーレ法律事務所とのネーミングライツ契約が終了。平成27(2015)年3月15日、市民有志による「2015年ゆうばり さようなら市民会館芸能発表会」が行われ、同月31日をもって完全閉館した。市民会館の役割は若菜地区の「ゆうばり文化スポーツセンター」に移された。その後も建物は存在しているが閉鎖されている。耐震補強の問題から再利用は困難な見通しであり、解体されるものと見られている。


(参考資料:Wikipedia 平成28(2016)年3月27日更新)
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by fbox12 | 2016-07-25 21:31 | 鉄道・バス