fbox12 blog (博物館fbox12 館長の雑記帳)

009 新宿駅

a0057057_1733237.png


駅名かな:しんじゅく

概要:
東京の副都心・新宿に位置するターミナル駅である。明治18(1885)年に日本鐡道により現在の山手線が開業したのが当駅の始まりである。4年後の明治22(1889)年には南豐嶋郡淀??町となる。開業時から新宿を副都心にする計画が発表されるまでは当駅周辺はまだ街の外れであり利用客は少ないものだったが、大正期に入り次第に市街地が拡大するにつれ、多くの私鉄が乗り入れるようになる。ターミナルとなって周辺が発展するにつれて利用客は増え続け、昭和6(1931)年には私鉄や官設鉄道などを合わせた利用者数で日本一になった。そして、昭和41(1966)年の乗車人数では、当駅が41万69人と池袋駅の41万67人を抜いて日本一になっている。さらに1960年代から当駅西側一帯で進められた新宿副都心計画によって、70年代には多くの超高層ビルが建てられ利用者増加に拍車がかかった。
現在ではJR・私鉄・地下鉄の多くの路線が周辺地域のベッドタウンとを結んでおり、多くのビジネス客が利用する。さらに、当駅周辺は日本最大の繁華街・歓楽街となっており、昼夜を問わず人の流れが絶えることはない。JRの駅を中心に東・西・南口、周辺の各地下鉄駅、商業施設などが通路や地下街などで広範囲に連絡している。
一日平均乗降者数は約335万人(平成25(2013)年)と世界一(ギネス世界記録認定)多い駅であり、地下道などで接続する西武新宿駅まで含めると約358万人(平成25(2013)年)となり、この数字は横浜市の人口に匹敵する。年間の乗降客数に直すと約13億人となりインドの人口をも上回る規模となる。

乗り入れ路線:
各社の位置関係
JR東日本、京王電鉄、小田急電鉄、東京メトロ、東京都交通局の5社局が乗り入れるターミナル駅である。京王線と小田急小田原線は当駅を起点としている。

その他の鉄道路線:
以下の駅とは地下通路などでつながっているが、各鉄道会社によっては公式な接続駅となっている駅もある。
 西武新宿駅(西武鉄道新宿線) - サブナード経由で連絡。
 新宿西口駅(都営地下鉄大江戸線)
 新宿三丁目駅(東京メトロ丸ノ内線・副都心線、都営地下鉄新宿線) - 都道430号真下の地下通路で連絡

地下鉄各線との連絡:
当駅において京王、小田急、東京メトロ、都営地下鉄の相互間で乗継割引が適用されるが、東京メトロ丸ノ内線と都営地下鉄新宿線・大江戸線は両駅間の距離が遠いため、乗継割引が適用されない。ただし、丸ノ内線と新宿線の乗換は新宿三丁目駅、丸ノ内線と大江戸線の乗換は東京メトロ新宿駅・都営地下鉄新宿西口駅間(同一駅扱い)で行えば乗継割引70円が適用される。

歴史:
新宿駅という駅名は、江戸時代に甲州道中(甲州街道)の日本橋と高井戸の間に新しく作られた宿駅である「内藤新宿」が由来となっている。
新宿に鉄道の駅ができた頃は新宿と言っても町外れに駅が設けられたために1日50人程度の乗降客数であり、雨の日はほとんど利用がないこともあったと伝えられている。
次いで、明治22(1889)年に甲武鐵道によって立川までの路線(現・中央本線)が開設され、同年8月には八王子まで延長された。また、この頃に電車線用のプラットホームとして、本来の新宿駅のプラットホームのほかに、構内の大久保寄りの青梅街道付近にもプラットホームが設けられていた。
その後も私鉄の乗り入れは相次ぎ、京王電氣軌道(現 京王電鉄)が南口の甲州街道上に、帝國電燈西武軌道線(後の都電杉並線)が東口に、小田原急行鐵道(現 小田急電鉄)が西口にそれぞれ新宿駅を開業させている。
京王線の新宿起点は、新宿驛ではなく新宿追分交差点であり、現在の新宿三丁目駅の位置付近(伊勢丹の交差点南側路上)にあった。後に隣接する路面外の土地に移設され京王新宿驛を名乗るが、昭和20(1945)年に空襲で初台の変電所が被災し京王線の電圧が下降した影響で南口跨線橋の急勾配を電車が走行できなくなり、同年7月に東横線新宿驛予定地だった現在の西口に移転している。昭和27(1952)年には西武鉄道の新宿線が西武新宿駅(歌舞伎町付近)まで延伸した。
京王と小田急のホームが地上にあった一時期に、のりばの番号が官設鉄道(現 JR)→小田急→京王の順で連番だったこともある。この当時は、各社の駅をつなぐ連絡跨線橋が設置され、乗客の乗り換えに供用されていた。また、軌間が同じ官設鉄道と小田急の間には連絡線が設置されていた。
戦後の復興と経済成長の中で、新宿驛を出てすぐに甲州街道上を走っていた京王線が路面区間解消のために地下化、小田急小田原線も限られたスペースでの発着番線確保のために駅が二層化され、地下鉄各線の開業、ターミナルビルの建設などが相次いで行われ、現在の姿となった。

年表:
明治18(1885)年3月1日 - 東京府南豐嶋郡角筈村に日本鐵道の駅が開業。貨物営業も開始
明治22(1889)年4月11日 - 甲武鐵道の駅が開業
明治39(1906)年10月1日 - 甲武鐵道が鉄道国有法により国有化
 11月1日 - 日本鐵道が鉄道国有法により国有化
明治42(1909)年10月12日 - 線路名称制定により山手線の所属となる。
大正4(1915)年5月1日 - 京王電氣軌道(京王電鉄の前身)の駅が甲州街道上に開業
大正12(1923)年12月1日 - 帝國電燈西武軌道線(後の都電杉並線)の駅が東口に開業
昭和2(1927)年4月1日 - 小田原急行鐵道(小田急電鉄の前身)の駅が開業
昭和17(1942)年5月1日 - 戦時中の合併により小田急電鐵の駅が東京急行電鐵小田原線の駅となる。
昭和19(1944)年5月31日 - 戦時中の合併により京王電氣軌道の駅が東京急行電鐵の駅となる。
昭和20(1945)年5月25日 - 空襲で被災
 7月24日 - 現在の京王電鉄の駅が西口に移転
a0057057_8584369.png昭和23(1948)年6月1日 - 東京急行電鉄の分割により京王帝都電鉄(現 京王電鉄)および小田急電鉄の駅になる。
昭和27(1952)年3月25日 - 西武新宿駅開業
昭和34(1959)年3月15日 - 帝都高速度交通営団(:営団。現 東京地下鉄:東京メトロ)地下鉄丸ノ内線の駅が開業
昭和36(1961)年2月8日 - 営団地下鉄荻窪線(現在の丸ノ内線新宿 - 荻窪間)が開業
 12月7日 - 国鉄甲州口(のちの南口)駅舎が火災で全焼
昭和38(1963)年4月1日 - 京王帝都電鉄の新宿駅が地下駅となる。道路との併用軌道から切り替え
 12月1日 - 都電杉並線廃止
 12月20日 - 国鉄甲州口(南口)駅舎再建
昭和39(1964)年2月17日 - 小田急電鉄新宿駅第1次大改良工事完成。立体式ターミナルになり地下ホームの供用を開始
 5月18日 - 地上8階・地下3階の国鉄東口駅舎完成
昭和41(1966)年11月30日 - 西口駅前広場完成
昭和42(1967)年8月8日 - 米軍燃料輸送列車事故が発生、国電1,100本運休
 11月21日 - 地上14階・地下3階建の小田急新宿駅ビル完成
昭和43(1968)年10月21日 - 新宿騒乱事件発生
昭和44(1969)年6月28日 - 新宿西口反戦フォークゲリラ事件発生
 10月21日 - 新宿駅線路内に過激派が乱入する10.21国際反戦デー闘争発生
昭和45(1970)年3月26日 - 東京都電が廃止され、新宿から路面電車消滅
昭和48(1973)年4月24日 - 首都圏国電暴動発生。新宿駅構内でも破壊・放火などの被害
昭和51(1976)年3月10日 - 国鉄南口駅舎改築。新宿ルミネオープン
昭和53(1978)年10月31日 - 京王帝都電鉄新線新宿駅開業
 11月17日 - 国鉄東口駅舎改築。駅ビル名を新宿マイシティ(のちのルミネエスト新宿)に改称
昭和55(1980)年3月16日 - 都営地下鉄新宿線の駅開業し、京王帝都電鉄と相互乗り入れ開始
 8月19日 - 新宿西口バス放火事件発生
昭和57(1982)年4月1日 - 小田急電鉄新宿駅第2次大改良工事完成。地上駅・地下駅とも10両編成運転対応した(10両運転そのものは地上駅のホームを利用して昭和52(1977)年7月に開始していた)ほか、乗換えが便利になった。
 9月1日 - 国鉄南口コンコース拡幅
昭和59(1984)年2月1日 - 国鉄駅での貨物取扱廃止
昭和61(1986)年3月3日 - 国鉄埼京線運行区間延伸。第1ホーム(現 1・2番線)を使用開始し既存ホームの番線がずらされる。
昭和62(1987)年4月1日 - 国鉄分割民営化により、国鉄の駅は東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅(山手線所属)となる。
平成3(1991)年3月19日 - 「成田エクスプレス」運転開始により第2ホーム(現 3・4番線)を使用開始し、既存ホームの番線がずらされる。新南口オープン
平成5(1993)年12月1日 - ダイヤ改正で、中央本線の中距離列車の当駅乗り入れ廃止
平成9(1997)年12月19日 - 都営地下鉄大江戸線の駅開業
平成12(2000)年 - 関東の駅百選に選定
平成13(2001)年3月27日 - JRダイヤ改定により準特急が新設され、その始発・終着駅となる。
 11月18日 - JR ICカードSuica供用開始
 12月1日 - JR湘南新宿ライン停車開始
平成15(2003)年2月1日 - 甲州街道跨線橋架け替え工事に伴い、中央線特急の発着ホームを現在使用の仮設ホームに移転。それまで使っていた第3ホームの工事開始
平成16(2004)年4月1日 - 営団地下鉄民営化により、丸ノ内線の駅は東京地下鉄(東京メトロ)の駅となる。
 9月25日 - 甲州街道跨線橋架け替え工事に伴い、中央線快速上りの発着ホームを工事中だった第3ホームに移転。それまで使っていた第4ホームの工事開始
平成18(2006)年3月18日 - 東武線直通特急「(スペーシア)日光・きぬがわ」運転開始
 4月16日 - 甲州街道跨線橋架け替え工事に伴い、サザンテラス口がオープン。中央線快速下りの発着ホームを工事中だった第4ホームに移転。それまで使っていた第5ホームの工事開始
平成19(2007)年3月18日 - JR新宿駅で一部番線番号を変更(11 - 14番線→13 - 16番線)
 4月15日 - 甲州街道跨線橋架け替え工事に伴い、中央線快速下りの発着ホームを工事中だった第5ホーム(11・12番線)に移転。それまで使っていた第4ホーム(9・10番線)の工事開始
 11月25日 - 甲州街道跨線橋架け替え工事に伴い、中央線特急の発着ホームを仮設ホームから工事中の第4ホームに移転
平成20(2008)年3月15日 - ダイヤ改正で、「成田エクスプレス」や東武線直通特急などの発着ホームを第2ホームから仮設ホームに移転
平成22(2010)年11月28日 - 甲州街道跨線橋架け替え工事に伴い、新南口を移設

 各社局・線について → 009 新宿(しんじゅく)駅 (JR東日本 / 京王 / 小田急 / 東京メトロ / 都営地下鉄)

その他:
平成3(1991)年3月16日から平成24(2012)年3月17日のダイヤ改正まで、小田急電鉄と東海旅客鉄道(JR東海)が特急列車の相互乗り入れ(「あさぎり」)を行い、「小田急のホームにJRの車両が入線する」という光景が見られた。一方、平成14(2002)年12月1日のダイヤ改正からJR東日本と東京臨海高速鉄道が相互乗り入れを開始したことで、逆に「JRのホームに他社車両が入線する」光景も見られるようになった(伊豆急行の「リゾート21が入線したこともある)。さらに、平成18(2006)年3月18日のダイヤ改正でJR東日本と東武鉄道が特急列車の相互乗り入れ(日光・きぬがわ・スペーシア日光・スペーシアきぬがわ)を開始している。

当初の計画では上越新幹線の起点は新宿駅で、ここから大宮駅まで建設される計画があった。また、かつてはリニア中央新幹線の起点駅となるなどの構想などが語られたものの、2000年代に入ってから始発駅は品川駅とされた。

参考資料:Wikipedia(2015年11月14日更新)
記事:
 投稿:27.11.18
 調整:29.4.11
[PR]
by fbox12 | 2017-04-11 09:00 | 鉄道・バス