fbox12 blog (博物館fbox12 館長の雑記帳)

153 東神奈川(ひがしかながわ)駅 (JR東日本・東海道本線)

a0057057_19593397.png所在地:神奈川県横浜市神奈川区東神奈川一丁目
所属・路線:東日本旅客鉄道株式会社・東海道本線

乗り入れ路線:
当駅に乗り入れている路線は、線路名称上は東海道本線と横浜線の2路線で、そのうち東海道本線を当駅の所属線としているが、東海道本線は電車線を走行する京浜東北線電車のみが停車し、旅客案内では「東海道(本)線」は使用されていない。したがって当駅は京浜東北線と横浜線との乗換駅として案内されている。また横浜線は当駅が起点となっているが、一部電車は京浜東北線とともに横浜駅を経て根岸線へ直通する。
特定都区市内制度における「横浜市内」に属する。

歴史・年表:
明治41(1908)年9月23日 - 横浜鉄道線(後の横浜線)が八王子駅まで開通し、官設鉄道東海道本線と横浜鉄道線の接続駅として開業
・・このときは、官設鉄道側の設備も含めて横浜鉄道の費用負担で建設された。横浜鉄道では、横浜側の接続駅として神奈川駅や平沼駅などを検討していたが、土地が狭いなどの理由で、東神奈川駅の位置において接続する方針となった。当時、国鉄に神奈川駅(後に廃止)が存在したため、頭に「東」を冠した。

明治43(1910)年4月1日 - この日より官設鉄道が全線を借り受けて営業することにった。

明治44(1911)年12月10日 - 横浜鉄道の貨物支線が海神奈川駅まで開通。
・・横浜鉄道では、経営陣を同じくする横浜倉庫を通じてこのあたりの沖合を埋め立てて岸壁と倉庫を建設し、そこに鉄道を乗り入れて海陸連絡を図る構想を持っていた。このため東神奈川駅からさらに海側へ延伸する免許を取得し、支線が開通したが、結局より沖合の埋立免許を取得して岸壁を建設することができなかったため、この支線は横浜倉庫の倉庫群への連絡鉄道に留まった。

大正3(1914)年
 12月20日 - 京浜電車(京浜東北線の前身)運行開始
 12月26日 - 京浜電車の故障頻発により運転中止

大正4(1915)年5月10日 - 京浜電車運転再開
・・このころは、東海道本線の蒸気機関車牽引列車が当駅にも停車していた。

大正6(1917)年
 6月17日 - 高島駅までの貨物支線開通
 10月1日 - 横浜鉄道が正式に国有化され、官設鉄道横浜線となった。

大正14(1925)年4月4日 - 横浜線東神奈川 - 原町田(現町田)間電化完成
・・これは横浜線に電車を運転するためのものではなく、東海道本線における電車や電気機関車の運転を担当する乗務員の訓練や試験に用いるためのものであった。

昭和5(1930))年4月1日 - 東神奈川までの貨物支線が、横浜線から東海道本線に所属変更

昭和7(1932)年10月1日 - 横浜線原町田までの電車運転開始、桜木町までの乗り入れ開始

昭和20(1945)年5月29日 - 横浜大空襲で駅舎が全壊する。桜木町乗り入れ休止

昭和34(1959)年
 4月1日 - 営業範囲を「一般運輸営業」から「旅客、手荷物および小荷物。ただし、配達はしない。」へ改正し、貨物取り扱いを廃止。同時に東高島駅および海神奈川駅までの貨物支線が廃止
 4月13日 - 横浜線の桜木町乗り入れ再開

昭和35(1960)年 - 橋上駅舎化および自由通路開設

昭和41(1966)年7月31日 - 横浜市電の東神奈川駅前電停(東口)が廃止になる。

昭和43(1968)年
 3月20日 - 横浜線東神奈川 - 大口間複線化完成、これに合わせて東神奈川構内の配線変更され、京浜東北線北行と同一プラットホームでの乗換ができるようになった
 8月31日 - 横浜市電の東神奈川駅西口電停が廃止になる。

昭和49(1974)年10月1日 - 営業範囲を「旅客、荷物」へ改正する。
昭和59(1984)年2月1日 - 営業範囲を「旅客」へ改正し、荷物取り扱いを廃止
昭和60(1985)年3月10日 - 海側に1番線を増設して2面4線化工事完成
昭和62(1987)年
 3月31日 - 営業範囲を「旅客、荷物(新聞紙に限る。)」へ改正する。
 4月1日 - 国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道の駅となる。
平成13(2001)年11月18日 - ICカードSuica供用開始
平成27(2015)年8月26日 - 2・3番線(横浜線ホーム)の発車メロディーが変更される。

駅構造:
10両編成対応の島式ホーム2面4線を有し、橋上駅舎が設置されている地上駅である。ホームは北東から南西に延び、東口および西口(写真)を持つ。改札とホームは南側から階段・エレベーター・上下各1台のエスカレーターで連絡しているほか、北側に乗換え専用の階段がある。
当駅の北方で京浜東北線の複線の内側から横浜線の複線が分岐し、高架で東海道・横須賀・京浜東北の各線を乗り越えていく。外側2線を京浜東北線、内側2線を横浜線が使用する。また、横浜線および京浜東北線・根岸線の車両基地として鎌倉車両センター東神奈川派出所が北東側に併設されている。

のりば:
番線は東から順に付番され、東側のホームに1・2番線、西側のホームに3・4番線を設置している。京浜東北線電車と横浜線電車で使用番線を分けているが、一部2番線から京浜東北線電車が発車する。

1番線 京浜東北線・根岸線 横浜・関内・新杉田・大船方面(主に東京方面からの電車)
2番線 京浜東北線・根岸線 横浜・関内・新杉田・大船方面(横浜線からの直通、一部1番線から発車)
     横浜線 新横浜・町田・橋本・八王子方面(当駅始発のみ)
3番線 横浜線 新横浜・町田・橋本・八王子方面
4番線 京浜東北線 品川・東京・上野・大宮方面(平日15:50発の始発電車は2番線から発車)
     横浜線 新横浜・町田・橋本・八王子方面(横浜方面からの直通列車の一部(平日のみ))

乗車券の区間外乗車の特例:
当駅周辺には、2つの運賃計算の特例が設定されている。いずれも途中下車しない限り横浜駅 - 当駅間の折り返し乗車を認めるものであるが、両者は別個の規定であり、適用範囲が異なっている。
 1.当駅に停車しない列車に乗車して、大口以遠 - 新子安以遠を乗り継ぐ場合(定期券を除く)
 2.横須賀線の新川崎駅・武蔵小杉駅・西大井駅、あるいは武蔵小杉駅から南武線経由の各駅) - (当駅あるいは当駅から横浜線経由の各駅)間に乗車する場合

横須賀線経由としての特例が適用されるのは、新川崎駅・武蔵小杉駅・西大井駅で乗降する場合、あるいは武蔵小杉駅から南武線経由の場合のみである。横須賀線で品川 - 鶴見間を乗り通すと、経路特定区間により東海道線経由とみなされる。

バス路線:
横浜市交通局により当駅を経由・発着するバス路線が運行されている。

東神奈川駅前(東口)
 48系統:千若町2丁目経由横浜駅前行き

東神奈川駅西口
1番乗場 31系統 白楽・白幡向町経由 大口駅行き
2番乗場 59系統 浦島丘・港北小学校前・菊名駅前経由 綱島駅行き
3番乗場 7経統 岸谷・三ツ池道・(東部病院)・国道尻手経由川崎駅西口行き
       29系統 岸谷・三ツ池道・森永工場前経由 鶴見駅行き
5番乗場 36系統 六角橋・神大寺・片倉町駅・(西菅田団地)経由 菅田町 緑車庫行き
       82系統 六角橋・神大寺・片倉町駅経由 八反橋行き
             六角橋・神大寺経由 神大寺入口行き
6番乗場 38系統 六角橋・松見町・内路・東高校前経由(一部新子安駅西口経由) 鶴見駅西口行き
       39系統深夜 六角橋・篠原池・小机駅・鴨居駅・緑車庫経由 緑車庫 中山駅行き
7番乗場 7・29系統 青木橋経由 横浜駅(東口)行き
       31・36・38・39・59・82系統 青木橋経由 横浜駅西口行き
       326系統 (途中無停車)横浜駅西口行き
       277系統 東横反町駅前・三ツ沢上町駅・羽沢団地・三枚町経由緑車庫行き


その他:
横浜線から横浜駅を経て根岸線へ直通する電車の乗務員は、当駅で交替を行うことがある。
横浜駅 - 甲府駅・松本駅間を京浜東北線、横浜線、中央本線、篠ノ井線を経由して運行する臨時特急「はまかいじ」は、下り・上りとも当駅に停車するが、自動列車保安装置を切り替えるための運転停車であり、旅客が当駅で乗降することはできない。このため、乗車する旅客は横浜駅または新横浜駅まで行く必要がある。

みなとみらい線の当初計画は、当駅起点で横浜線と直通運転するというものだった。


(以上、記事内容平成27(2015)年8月29日更新から)
[PR]
by fbox12 | 2015-09-07 19:59 | 鉄道・バス