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京成バス(京成バス株式会社)

京成バス(京成バス株式会社)_a0057057_9424594.png概要:
京成バス株式会社は、京成電鉄バス部門の承継を目的として平成11(1999)年2月に設立され、平成15(2003)年10月1日より営業を開始したバス事業者である。東京都内の足立区・葛飾区・江戸川区から千葉県北西部にかけての京成・北総・JR沿線を主な営業エリアとする。一部埼玉県に路線を持つ。また、成田空港発着路線をはじめとする高速バス路線を多数運行している。
本社は京成電鉄と同じく千葉県市川市八幡にある(平成25(2013)年9月17日東京都墨田区押上から移転)。

沿革:
京成バスは、平成15(2003)年10月1日に京成電鉄からバス事業を譲受して運行を開始した。ここでは、京成電鉄時代を含めた沿革について記述する。

京成バスの生い立ち
京成バスの歴史は、昭和5(1930)年5月10日に京成電気軌道(京成電鉄の当時の社名。以下「京成」とする。)が子会社として京成乗合自動車を設立した事に始まる。京成は、これに先立って自社の鉄道周辺に路線を有する東葛乗合自動車(市川国府台 - 船橋間)、千葉バス(船橋 - 千葉間)、両総自動車(千葉 - 東金間)の3社を買収していたが、経営上の判断からこれらの路線を直営とはせず、新たに京成乗合を設立して運営を同社にあたらせる事とした。
京成は次いで昭和6(1931)年12月に浅草を起点に玉ノ井・四ツ木・立石周辺に路線を有し(永井荷風の小説「濹東綺譚」は、このバス路線近辺を舞台としている)、電車線に一部並行していた隅田乗合自動車を買収した。同社は自動車商の梁瀬による開業で浅草へ安価且つ乗り換えなしで出られる交通手段として京成電車の手強い競争相手となっていた。このため、買収には相当の努力を注いだと社史に記されている。京成は、同社を買収後しばらくは監督下に置く形で営業させていたが、昭和7(1932)年7月に至り直営化に踏み切る事となり、自動車課及び寺島営業所を設置してその事業一切を継承した。
東京においては、昭和8(1933)年に中島理一より四ツ木 - 亀有間を、昭和9(1934)年に上平井乗合自動車より四ツ木 - 上平井 - 新小岩間を継承し、さらに北は新宿(葛飾の「にいじゅく」)・金町・水元猿町へ、東は奥戸へと路線を延ばした。これにより従来の車庫が手狭となった事から昭和10(1935)年に奥戸に新車庫を設置、昭和12(1937)年には寺島営業所をここに移転して奥戸営業所とした。また、同年には奥戸から江戸川を越えて市川八幡へと路線が延び、これによって千葉県内の路線との連絡が図られた。
なおこの間、千葉県内では昭和9(1934)年3月に京成乗合自動車を統合して千葉営業所とした後、周辺事業者の買収による積極的な路線拡張策がとられていた。昭和10(1935)年には松戸に拠点を置く東葛乗合(前記の東葛乗合自動車とは異なる)を買収し、松戸駅 - 八柱霊園 - 藤ヶ谷方面の路線を継承すると共に松戸営業所を設置した。続いて、同年中に同じく松戸の渡辺敬蔵より松戸から市川・金町・流山へ向かう3線を継承し、松戸営業所に組み入れた。また、昭和11(1936)年には東金 - 八街間などに路線を有する東金自動車を買収、昭和12(1937)年には習志野 - 実籾間や船橋 - 木下間などを運行する習志野乗合自動車を買収し、習志野営業所を設置した。

戦時の事業統合
戦争による物資不足により、バスの正常運行が困難となる中で、1940年代に入り、バス事業者の統合は必至の状況となった。京成は、まず東京市周辺において常磐線東南地域の統合主体事業者の指定を受け、これに従い東武鉄道より千住大橋 - 堀切間の路線を譲り受けたのに続き、昭和17(1942)年に東京地下鉄道より旧葛飾乗合自動車の路線の大半を譲り受け、小松川営業所を設置した。
次いで、千葉県内においても千葉市を中心とする地域の統合主体となり、昭和18(1943)年に成東自動車を統合して成東営業所を設置、さらに同年、森田祐吉経営の共立乗合自動車を統合して市川営業所を設置するなどした。さらに、昭和19(1944)年に九十九里自動車と千葉市街自動車を併合(九十九里自動車は同時に京成の傘下となった九十九里鉄道にそのまま譲渡)し、路線網を飛躍的に拡張した。しかし、戦況悪化の影響により、その大部分は休止せざるを得ない状況であった。

一般乗合路線:
路線名及び系統番号
京成電鉄は戦前の創立期より各バス路線に路線名を付しており、京成バスになってからも路線名は使われ続けている。昭和50年代まではバス車内に路線案内の掲示(現在の路線図とは別のもの。路線図も隣に掲示されていた。)があり、そこに路線名が記されていたため、乗客もそれを容易に知る事ができた。その後、概ね1980年代中期より車内には路線図のみが掲示される様になり、路線名はなじみの薄いものとなった。しかし、路線の新設・廃止・改変時には路線名を示しながら案内することも行なわれている。
一方、系統番号はまず東京都内全域のバスについて利便性を高めるために、東京バス協会の旗振りのもと、全社一斉に近い形で番号が振られた。番号のつけ方は各社でまちまちだが、京成の場合は原則として一路線名に1つの番号を割り当てた。したがって、途中で分岐しようが、折り返し便であろうが、出入り便であろうが、同じ路線に属せば同じ系統番号である。この付番方法は都営バスと似ている。ただし、戸ヶ崎線は金町駅を境に分割して運行しているため、例外的にそれぞれ別の番号が割り当てられた。
京成バス株式会社となり、千葉県内の乗合路線についても同様の系統番号を付すようになった。ただし、千葉県内については東京都内のように路線名ごとに系統番号を割り当てず、枝分岐を単位として一つの番号を割り当てた。平成21(2009)年3月31日、最後まで系統番号が付されていなかった市川営業所担当路線にも系統番号が付され、千葉県内の乗合路線全てに系統番号が付されることとなった。この系統番号付与は、分社化で設立された京成トランジットバスやちばシティバスでも実施された。
なお、京成バスでは「小55」を「こいわ ごじゅうご けいとう」など省略される前の駅名で呼んでいる。都営バスでは東京駅を意味する「東」を「ひがし」と読むなど漢字をそのまま訓読みするのが原則であるのと対照的である。ただし、同じ京成バスでも「本31」を「もと さんじゅういち けいとう」など省略した駅名等で呼ぶ系統もある。

営業所及び担当路線
一般乗合路線の営業所は以下の通りである。なお、各路線の情報はその属する営業所の記事にて示す。括弧内の英数字は社番に冠される営業所表記である。

金町営業所(8) 東京都葛飾区金町
 担当路線:戸ヶ崎線、幸田線、亀有線、アイリスループ、ファミリーシャトル、亀有綾瀬線、荒川区コミュニティバス「さくら」、北千住線、新金線

江戸川営業所(E) 東京都江戸川区東篠崎
 担当路線:篠崎線、鹿骨線、南小岩線、第二南小岩線、南行徳線、区役所線、臨海病院線、西瑞江線、環七シャトル、新タワー線

習志野出張所(0) 千葉県船橋市習志野
 担当路線:大久保線、東習志野線、屋敷線、花見川団地線、花見川南線、実籾線

市川営業所(2) 千葉県市川市柏井町
 担当路線:姫宮団地線、高塚線、国分線、冨貴島線、鬼越線、中国分線、ファイターズタウン線、市川学園線、市川市コミュニティバス

松戸営業所(3) 千葉県松戸市古ケ崎
 担当路線:市川線、流山線、国分線、日大線、矢切の渡し線、松戸八潮線(平成21(2009)年9月1日より金町営業所戸ヶ崎線の一部区間を路線名改名の上移管)、東初石線、西初石線、三輪野山線、流山ぐりーんバス(流山市コミュニティバス)

新都心営業所(4) 千葉県習志野市芝園
 担当路線:新都心幕張線、香澄団地線、幕張学園線、コロンブスシティ線、谷津パークタウン線、袖ヶ浦団地線(上写真)、秋津団地線、新都心回遊線(ポケットバス)、習志野市コミュニティバス「ハッピーバス」

千葉営業所(5、高速も担当) 千葉県四街道市吉岡
 担当路線:大学病院線、小倉団地線、都町中通り線、ほおじろ線、都賀線

長沼営業所(N、高速も担当) 千葉県千葉市稲毛区長沼町
 担当路線:八千代台線、勝田台団地線、横戸線、こてはし団地線、あやめ台団地線、検見川線、瑞穂の杜線、さつきが丘団地線、中部美浜横断線、宮野木線、京成団地線、ファミールハイツ線、寺山線、千草台団地線、長沼原線、稲毛海岸線

近・中距離高速バス路線(〔 〕内は共同運行会社)
奥戸営業所 (1、墨田区のコミュニティバスも担当) 東京都葛飾区奥戸

千葉営業所 (5、一般乗合も担当) 千葉県四街道市吉岡

新習志野高速営業所 (H) 千葉県習志野市茜浜

長沼営業所 (N、一般乗合も担当) 千葉県千葉市稲毛区長沼町

羽田空港発着便
羽田空港発着の高速路線は、昭和63(1988)年7月の千葉線開業を皮切りに、東京ディズニーランド、海浜幕張地区へと順次拡大し、さらに1990年代末頃より、西船橋、津田沼、小岩など総武線駅に至る路線が急ピッチで開設された。
平成22(2010)年7月現在、系統の統合・延長を経て、以下の様な路線網となっている。いずれも、羽田側に営業基盤を有する京浜急行バス、東京空港交通のどちらかが共同運行会社に入っている。
 千葉中央駅 - JR千葉駅西口 - 稲毛海岸駅 - 検見川浜駅 -(海浜幕張地区)- 羽田空港 〔京浜急行バス・東京空港交通・ちばシティバス〕
 亀有駅・小岩駅 - 一之江駅 - 葛西駅 - 羽田空港 〔東京空港交通〕(空港バスチケットサービス対象路線) 羽田空港行きのみPASMO・Suica利用可能。
 船橋駅 - 西船橋駅 - 羽田空港 〔京浜急行バス〕 (全便PASMO・Suica利用可能)
 津田沼駅 - 京成津田沼駅 - 羽田空港 〔東京空港交通〕 羽田空港行きのみPASMO・Suica利用可能。
 TDL - TDS - (TDR周辺ホテル)- 羽田空港 〔東京ベイシティ交通・京浜急行バス・東京空港交通〕 空港バスチケットサービス対象路線

成田空港発着便
成田空港発着路線では、1980年代末よりONライナー(大宮線)と千葉線の運行を開始し、2000年代に入り急速に路線網を拡張した。
平成12(2000)年以降に開設された路線としては、
相模大野(平成12(2000)年6月開業、平成16(2004)年に橋本へ延長)、本厚木(平成13(2001)年6月)、吉祥寺(平成13(2001)年7月)、所沢(平成15(2003)年)、新百合ヶ丘(平成15(2003)年4月)、新富士(平成15(2003)年11月)、小岩(平成16(2004)年5月)、辻堂(平成19(2007)年3月、平成21(2009)年に茅ヶ崎へ延長)、大泉学園(平成19(2007)年7月)、横浜線・横浜市営地下鉄グリーンラインの中山(平成20(2008)年7月)、市原・木更津・君津(平成25(2013)年4月、一部路線改編の上で運行再開)への各線がある。
 (富士急静岡バス富士宮営業所 - 富士宮駅 - )富士急静岡バス鷹岡車庫 - 新富士駅 - 沼津駅 - 東名御殿場IC - 成田空港 〔富士急静岡バス〕※京成便は富士急静岡バス鷹岡車庫発着
 ONライナー号: 西武バス大宮営業所 - 大宮駅 - さいたま新都心駅 - 成田空港 〔千葉交通・東武バスウエスト・国際興業・西武バス〕
 平塚(神奈中田村車庫) - 本厚木駅 - 成田空港 〔神奈川中央交通〕
 茅ヶ崎駅 - 辻堂駅 - 藤沢駅 - 戸塚バスセンター - 成田空港 〔神奈川中央交通〕
 吉祥寺駅 - 成田空港 〔小田急バス・東京空港交通・関東バス〕
 橋本駅 - 相模大野駅 - 町田バスセンター - 成田空港 〔神奈川中央交通〕
 新百合ヶ丘駅 - たまプラーザ駅 - 成田空港 〔小田急バス・東急バス〕
 所沢駅 - 東所沢駅 - 和光市駅 - 成田空港 〔西武バス〕
 東京シャトル: 東雲車庫 - 東京駅八重洲口 - 数寄屋橋(銀座駅) - 成田空港 〔成田空港交通・京成バスシステム・リムジン・パッセンジャーサービス〕
 東京シャトル: 大江戸温泉物語(お台場) - 東京駅八重洲口 - 成田空港 〔成田空港交通・京成バスシステム・リムジン・パッセンジャーサービス〕
 小岩駅 - 一之江駅 - 葛西駅 - 成田空港
 横浜駅(YCAT) -(みなとみらい周辺ホテル)- 成田空港 〔京浜急行バス・東京空港交通〕
 中山駅(横浜線・横浜市営地下鉄グリーンライン) - センター南駅 - 成田空港 〔東急バス〕
 千葉中央駅 - 千葉駅西口 - 稲毛海岸駅 - 検見川浜駅 -(海浜幕張地区)- 成田空港 〔成田空港交通・ちばシティバス〕
 木更津駅 - 木更津金田バスターミナル - 三井アウトレットパーク - 市原バスターミナル - 成田空港〔日東交通・小湊鐵道〕 君津駅発着は平成26(2014)年7月22日をもって廃止し、経路を変更。

東京駅発着便
東京駅発着路線は、元々東関東自動車道経由で少数運行されていただけであったが、平成10(1998)年以降、日東グループとの共同運行により、東京湾アクアライン経由で房総方面に向かう路線が相次いで新設された。
平成26(2014)年7月23日より、八重洲ロータリービル1F・2Fに乗車券類の発売窓口や待合所等の設備を兼ねた「京成高速バスラウンジ」を開設。
千葉県内には「高速○○」という停留所が多数あるが、これは高速道路上の停留所ではなく、一般道路上にある高速バス専用停留所を意味する。
 かしま号: カシマサッカースタジアム - 鹿島神宮駅 - 鹿島セントラルホテル - 東京駅 〔関東鉄道・JRバス関東〕(臨時便を除く全便がPASMO・Suica利用可能)
 犬吠号: 犬吠埼 - 東芝町(銚子) - 銚子駅 - 旭 - 東京駅八重洲口前 - 浜松町 〔千葉交通〕(全便PASMO・Suica利用可能)

 路線沿革
  平成3(1991)年6月 - 犬吠号運行開始
  平成21(2009)年3月 - PASMOを導入
  平成22(2010)年3月 - イオン銚子ショッピングセンターバス停を新設
          4月 - 旭中央病院東新設。同時にここへの通院バスとして銚子市内のバス停(イオン銚子を除く)と旭中央病院東に限っての利用も可能になる。
  平成23(2011)年10月17日 - 銚子駅・高速黒生バス停新設。また、一部時間帯の便は旭中央病院と犬吠埼太陽の里へも乗り入れ開始。旭中央病院まで利用できる銚子市内のバス停を拡大(イオン銚子SCおよび同日新設バス停)
  平成24(2012)年3月27日 - 犬吠埼京成ホテルバス停の名称を「犬吠埼」に変更
 アクシー号: 亀田病院 - 安房鴨川駅 - 木更津金田BT - 東京駅八重洲口前 - 浜松町 〔日東交通・鴨川日東バス〕 京成バス運行便のみPASMO・Suica利用可能。
 安房小湊/御宿 - 勝浦駅 - 市原鶴舞BT - 木更津金田BT - 東京駅八重洲口前 - 浜松町 〔小湊鐵道・鴨川日東バス〕 京成バス・小湊鐵道運行便のみPASMO・Suica利用可能。
 茂原駅 - 長南駐車場 - 市原鶴舞BT - 東京駅八重洲口前 - 東雲車庫 〔小湊鐵道〕 PASMO・Suica利用可能。
 青堀駅 - 君津駅 - 君津BT - 木更津金田BT - 東京駅八重洲口前 - 浜松町 / 東雲車庫 〔日東交通〕 京成バス運行便のみPASMO・Suica利用可能。
 君津製鐵所 - 木更津駅 - 木更津金田BT - 東京駅八重洲口前 - 東雲車庫 〔日東交通〕 京成バス運行便のみPASMO・Suica利用可能。
 三井アウトレット・パーク木更津 - 東京駅八重洲口前 - 浜松町〔日東交通〕 京成バス運行便のみPASMO・Suica利用可能。
 マイタウン・ダイレクトバス(各系統とも全便PASMO・Suica利用可能)
  新浦安ルート
   日の出七丁目 - 明海四丁目 - 弁天第二 - 東京ディズニーランド - 東京ディズニーシー - 東京駅八重洲口前 - 秋葉原駅ほか(時間帯により上りと下りの経路が異なる) 〔東京ベイシティ交通〕  千葉北ルート
   長沼原町 - ヴィルフォーレ稲毛 - 萩台入口 - 草野車庫 - 長沼 - 花見川消防署前 - いきいきプラザ入口 - 幕張メッセ中央(一部便のみ) - 東京駅八重洲口前 - 国際展示場駅 - 東雲車庫
  ユーカリが丘ルート
   ユーカリが丘(宮の台) - ユーカリが丘駅入口(平日の東京行始発便は南口) - 下志津 - 東邦大佐倉病院 - 王子台三丁目 - 臼井駅南口 - 消防署前 - 地区センター - 吉見台公園 - 染井野南 - 内黒田入口 - 八木原小学校 - 千代田団地入口 - 幕張メッセ中央(一部便のみ) - 東京駅八重洲口前 - 国際展示場駅(一部便のみ) - 東雲車庫 〔ちばグリーンバス・千葉内陸バス〕
  千城台・八街・成東ルート
   成東車庫 - 八街駅 - 御成台車庫 - 千城台駅 - 小倉台駅 - 幕張メッセ中央(一部便のみ) - 東京駅八重洲口前 - 東雲車庫 〔ちばフラワーバス〕※成東車庫、八街駅にはちばフラワーバスのみ運行
  千葉市ベイエリアルート
   高浜車庫 - 高浜消防署 - 高浜北団地 - 東京歯科大学正門 - 真砂コミュニティーセンター - 磯辺中央 - 花見川通り - 海浜打瀬小学校 - 幕張メッセ中央 - 神田外語大学 - コロンブスシティー - 東京駅八重洲口 - 国際展示場駅 - 東雲車庫 〔千葉海浜交通〕

東京ディズニーリゾート発着便
 新宿駅 - 東京ディズニーランド(TDL) - 東京ディズニーシー(TDS) 〔JRバス関東〕
 横浜ロイヤルパークホテル → 横浜駅東口 - TDL - TDS 〔京浜急行バス〕(全便PASMO・Suica利用可能)
 川崎駅 - 蒲田駅 - TDL - TDS 〔京浜急行バス〕(全便PASMO・Suica利用可能)
 たまプラーザ駅 - TDL - TDS 〔東急バス〕(全便PASMO・Suica利用可能)
 スカイツリーシャトル: 東京スカイツリータウン - 錦糸町駅 - 葛西駅 - TDL - TDS 〔東武バスセントラル〕(全便PASMO・Suica利用可能)
 ユーカリが丘(宮ノ台) - TDL - TDS 〔ちばグリーンバス・千葉内陸バス〕(全便PASMO・Suica利用可能)

その他の地域発着便
 幕張メッセ - 横浜駅(YCAT) 〔京浜急行バス〕 ※幕張メッセ催事日のみ運行
 海浜幕張駅 - 京成津田沼駅 - 津田沼駅 - 西船橋駅 - 富士急ハイランド - 河口湖駅 〔富士急山梨バス〕 ※季節運行

深夜急行バス
 平成26(2014)年11月現在、以下4路線が運行されている。かつては佐倉方面や千葉ニュータウン方面にも路線を持っていたが、現在は前者がちばグリーンバス、後者が成田空港交通にそれぞれ運行移管されている。
 東京駅八重洲口前 - 葛西臨海公園駅 - 葛西駅 - 一之江駅 - 奥戸車庫
 新橋駅銀座口 - 有楽町駅マリオン前 - 東京駅八重洲口前 - 新浦安駅北口 - サンコーポ西口
 新橋駅銀座口 - 有楽町駅マリオン前 - 東京駅八重洲口前 - 富岡三丁目 - サンコーポ西口 - 新浦安駅北口 - 行徳駅 - 富浜(妙典駅) - 下総中山駅入口 - 西船橋駅 - 行田団地 - 税務大学校入口 - 藤原町 - 大塚ガラス - 藤原六丁目 - 桐畑
 新橋駅銀座口 - 有楽町駅マリオン前 - 東京駅八重洲口前 - リブレ京成浦安 - サンコーポ西口 - 新浦安駅 - ハイタウン塩浜 - 行徳駅前四丁目 - 秋津小学校 - 香澄公園 - 海浜幕張駅 - 幕張ベイタウンパティオス1番街 - 検見川浜駅 - 稲毛海岸駅 - 稲毛駅 - 幸町団地 - 幸町第三 - ガーデンタウン - 千葉駅

夜行高速バス路線
現行路線
長距離高速路線は、いずれも夜行運転であり、主に関西方面に向けて以下の路線が運行されている。各線共千葉県内を起点に西船橋駅・東京ディズニーリゾート周辺や、都内を経由して運行される。運行回数はいずれも1往復である。この他、成田空港 - 仙台間(ポーラスター号)と、海浜幕張 - 和歌山間(サウスウェーブ号)、千葉 - 京都間(きょうと号)があったが、ポーラスター号、サウスウェーブ号は成田空港交通に、きょうと号は千葉中央バスにそれぞれ移管され、京成バスでは予約などの運行支援業務のみを行っている。
 ファンタジアなごや号
  西船橋駅・TDL・横浜駅 ⇔ 名古屋駅 〔JR東海バス〕
 やまと号
  五位堂駅・王寺駅・法隆寺バスセンター・近鉄郡山駅・JR奈良駅・近鉄奈良駅・天理駅 ⇔ 本厚木駅・横浜駅(YCAT)・京成上野駅・西船橋駅・TDR・海浜幕張駅 〔奈良交通〕
 千葉・TDR・東京駅・横浜 - 大阪・神戸線
  千葉中央駅・海浜幕張駅・西船橋駅・TDR・東京駅・横浜駅東口 ⇔ 千里中央駅・新大阪・大阪梅田・ 神戸三宮

廃止路線
 岡山線:海浜幕張駅 - TDL - 西船橋駅 - 岡山駅前 - 倉敷駅北口 - 総社バスセンター - 津山中鉄バスセンター 〔中鉄バス〕

成田空港交通に移管された路線(金沢線)を除き唯一の廃止路線で、平成8(1995)年4月21日の運行開始当初は千葉中央駅発着、岡山 - 津山間は直通運行だった。平成10(1997)年頃に上記の運行区間に変更される。
特記は、京成の夜行バスで唯一「トウキョウベイライン」という愛称が付与されていた。中鉄バス側の愛称は現在でも東京 - 岡山・倉敷線(両備バスに移管)で使われる「マスカット号」である。

車両:
いすゞ自動車、日野自動車、三菱ふそうの3メーカーによって製造又は販売された車両を主に導入している。この他、一部のコミュニティ路線や高速路線用に日産ディーゼル(当時、現「UDトラックス」)製車両がごく少数配置されており、また、幕張地区用連接バス(新都心幕張線用連接バス)メルセデス・ベンツ・シターロが15台配置(平成23(2011)年2月現在)されている。

千葉市西部の京成千葉線、JR総武線幕張本郷駅とJR京葉線海浜幕張駅周辺を結ぶ新都心幕張線(新都心営業所所管)は、幕張新都心への進出企業の増加に伴い、1990年代から利用者が急増した。京成では、この路線に全長のやや長い3扉の車両を多数配置し、頻発運行していたが、ラッシュ時を中心に混雑が大変激しく、増便による対応も限界に達しつつあった。このため、輸送効率の根本的な改善を目的として、平成10(1998)年に、ボルボ製シャーシの連節バスを10台導入し、運用に充てていた。
この連節バスは、全長18メートル、定員140名で、一般路線用の連節バスとしては日本初のものである。シャーシはボルボB10Mを使用し、車体は日本の富士重工業が製造を担当し、接合部以外は一般の路線バスと大差のない外観をしている。なお、海外メーカ製でほぼ同一サイズの連節バスとしては、平成17(2005)年に神奈川中央交通に導入された「ツインライナー」があるが、そちらはボディも海外で施工しているため、外観上の印象が大きく異なっている。
カーブでは第3軸の車輪がハンドルを回した方向とは逆に動き、第2軸の軌跡を追う仕組みとなっており、内輪差が大きくなることを防いでいる。このため、通常の大型バスと同じ様な感覚で運転でき、乗務員は大型2種以外の特別な運転免許を必要としない。ただし、全長が法規の想定以上に長い事から、営業運行できるのは特例により許可を得た新都心幕張線に限られている。
ボルボ製の連節バスは排出ガス規制への適合の関係から、平成22(2010)年2月19日より連節バス車両の置き換えが開始された。新たに導入する車両は平成20(2008)年以降神奈中で導入実績のあるメルセデス・ベンツ・シターロで、同社で導入されている車両と同様に車体幅2.55mのノンステップ車両である。車両愛称も「シーガル幕張」と定められ、これまで使用してきた10台を全て置き換えたうえで、平成22(2010)年度内に5台を増備する予定とアナウンスされた。

(以上、記事内容 Wikipédia:平成27(2015)年8月25日更新から)
by fbox12 | 2015-08-26 09:44 | 鉄道・バス