137 逗子駅(JR東日本)
ずし
所在地:神奈川県逗子市逗子一丁目1-10
所属・路線:東日本旅客鉄道株式会社・横須賀線
概要:
逗子駅は、JR東日本・JR貨物、横須賀線の駅である。東日本は、旅客駅。JR貨物は、総合車両製作所横浜事業所専用鉄道の車両輸送扱いである。
横須賀線は当駅折り返しおよび始発・終点の電車が多い。特に日中では、エアポート成田などの1時間に1〜2本を除き、すべて当駅発着のため、東京方面と久里浜方面の双方へは当駅での乗り換えが必要となる。新宿駅経由で東北本線(宇都宮線)に直通する湘南新宿ラインの列車も、当駅が起点・終点となっており、ここから久里浜方面は横須賀線の電車のみの運転となる。平成26(2014)年3月15日のダイヤ改正から、一部の成田エクスプレスが繁忙期の休日日中を中心に横須賀駅まで延長され、当駅にも停車する。
駅構造:
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを持つ地上駅。本屋側から単式ホーム(1番線)、島式ホーム(2番線・3番線)となっている。また、3番線の隣にはホームのない着発線も並行しているが、これは一部の列車の留置に使用されるほか、後述する総合車両製作所専用鉄道を介して甲種車両輸送をする際に使用される。また、横須賀線の運行管理を行う逗子CTCセンターが当駅に併設されていたが、平成21(2009)年11月1日のATOS導入に伴い同月15日限りで業務を終了した。平成19(2007)年8月4日には東逗子寄りにエスカレーターとエレベーターを完備した新橋上通路が開通し、西口も少し南へ移転し、鎌倉寄りの橋上通路も乗り換え通路に転用された。みどりの窓口・自動券売機・指定席券売機・自動改札機・自動精算機設置。 また、駅構内(改札外)にNEWDAYSと横浜銀行逗子支店逗子駅前出張所(店舗外キャッシュサービスコーナー)、逗子警察署逗子駅前交番がある。
*甲種車両輸送:輸送される車両の車輪(仮設を含む)を用い、日本貨物鉄道(JR貨物)など貨物鉄道事業者の機関車の牽引で、貨物列車扱いで輸送されるもので、甲種輸送もしくは甲種鉄道車両輸送とも称する。
のりば:
1番線 横須賀・総武線(快速)上り 鎌倉・大船・横浜・東京・千葉方面
湘南新宿ライン 北行 渋谷・新宿・池袋・大宮方面(大宮から宇都宮線へ直通)
2・3番線 横須賀線 下り 横須賀・久里浜方面(繁忙期休日等に成田エクスプレス (臨時) 停車)
横須賀・総武線(快速)上り 鎌倉・大船・横浜・東京・千葉方面
横須賀方面から直通してくる横浜方面行き列車は原則として1番線に入線する。
東逗子 - 久里浜間の各駅はホーム有効長が11両分(田浦駅では10両分に満たない)しかないため、15両編成の列車は当駅で増解結作業をする必要がある。このため、横須賀方に切り離した付属編成(4両)を留置するための広大な留置線群がある。
当駅での増解結は基本的に前の付属編成を留置線に回送し基本編成が久里浜方面へ乗り入れるが、平成24(2012)年3月のダイヤ改正までは付属編成が解結後そのまま久里浜方面の普通電車として運行し後11両が折り返し普通列車や回送列車となる運用が存在した。
平成24(2014)年3月15日のダイヤ改正から、横浜・大船発着の成田エクスプレスの一部列車が繁忙期休日の日中を中心に横須賀駅まで延長され、同列車の停車駅となった。
歴史:
明治22(1889)年6月16日 - 官設鉄道(当時は、内閣鐵道局)大船~横須賀間の開通時に開業。
明治42(1909)年10月12日 - 横須賀線所属駅となる。
昭和43(1968)年12月 - 配線改良工事竣工。これにより下り本線が2番線から3番線となった。
昭和59(1984)年2月1日 - 貨物取り扱い廃止。
昭和62(1987)年3月31日 - 鉄道車両に限り貨物取り扱いを再開。
4月1日 - 国鉄分割民営化により、JR東日本とJR貨物の駅となる。
平成13(2001)年11月18日 - ICカードSuica供用開始。
12月1日 - 湘南新宿ライン運転開始。
平成19(2007)年8月4日 - 新橋上通路全面開通。同時に西口改札を移転。
平成26(2014)年3月15日 - 横浜駅・大船駅発着の「成田エクスプレス」の一部列車が、横須賀駅まで臨時列車として繁忙期の土日祝のみ延長運転を開始。当駅が停車駅となる。
平成27(2015)年3月14日 - ダイヤ改正により「おはようライナー逗子」「ホームライナー逗子」が廃止され、代替として平日朝に1本上り電車が増発される。
総合車両製作所横浜事業所専用鉄道:
参考資料:Wikipedia「逗子駅」(最終更新:2017年5月20日)