fbox12 blog (博物館fbox12 館長の雑記帳)

EB10形電気機関車

a0057057_18594788.pngEB10形電気機関車は昭和6(1931)年に日本国有鉄道(国鉄)の前身である鐵道省が改造により製作した直流電気機関車である。
昭和2(1927)年に2両製造された国鉄唯一の蓄電池機関車であるAB10形を改造した。AB10形については、以前の記事を参照のこと。

AB10形は1931年、須賀線(東北本線の貨物支線で、王子 - 須賀間2.5km)の電化にともない、芝浦製作所で架線から集電する電気機関車に改造され、形式がEB10形に改められた。
蓄電池の代わりに抵抗器などの機器を搭載して機械室部上面に通風口を新設し、運転室屋根上にはパンタグラフを設置した。これにより前照灯は庇の下に移設している。制御方式は主電動機2個永久直列接続、抵抗制御のみとなった。

運用:
新製時から廃車まで東京機関区、田端機関区に配置され、在籍時は終始、須賀線を往復していた。1両を運用し、もう1両は王子駅に隣接した機関庫で待機していた。昭和46(1971)年に須賀線が廃止になると用途がなくなり、翌47(1972)年に廃車になった。

終戦直後の昭和21(1946)年1月、極端な車両不足に見舞われた東京急行電鉄井ノ頭線(現在の京王井の頭線)に貸し出された。プッシュプル(列車の前後に機関車を配置する方式)で付随車を引く計画であったが、試運転は行われたものの車両限界(車両が建造物等に接触せずに走行できる最大の大きさ)に抵触したため井ノ頭線での使用は断念され、さらに厚木線(現相鉄本線)で試運転が行われたがやはり使用には至らず6月に鐵道省(後の国鉄)へ返還された。

主要諸元:
全長×全幅×全高:8200×2870×3980mm
軸配置:Ao-Ao
運転整備重量:22.64t(AB10のときは、30.51t)
最大軸重:11.32t
電気方式:直流1500V
1時間定格出力:135kW
1時間定格引張力:2700kg
1時間定格速度:19km/h
主電動機:MT22A×2
動力伝達装置:1段歯車減速、ツリカケ式
歯車比:17:72=1:4.23
最高運転速度:40km/h
制御方式:非重連、抵抗制御
制御装置:電磁空気単位スイッチ式
制御回路電圧:100V
ブレーキ装置:入換用空気ブレーキ、手ブレーキ

(以上、記事内容 Wikioedia:平成27(2015)年1月15日更新から / 写真:筆者所蔵)


模型:
a0057057_19272799.png車両ファイル№ (調整中)
形式:EB10
車号:EB10 1(奥:16番)
仕様:
原メーカー:天賞堂(品番: )
改造整備:連結器・・KDカプラー

車号:EB10 2(手前:N)
 - 整備中 -
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by fbox12 | 2015-05-31 19:00 | 鉄道・バス