fbox12 blog (博物館fbox12 館長の雑記帳)

106 伊勢奥津(いせおきつ)駅 (JR東海・名松線)

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所在地:三重県津市美杉町奥津1288-8
所属・路線:東海旅客鉄道株式会社・名松線(現在、家城 - 当駅間バス代行)

概要:
名松線とは名張と松阪を結ぶ計画だったことから付けられた路線名称だが、同区間に参宮急行電鉄(後の近鉄大阪線・山田線)が先行して昭和5(1930)年に開通したため、名松線は昭和10(1935)年に松阪駅から当駅までが開通し、名張までの区間は建設されなかった。
駅前からは近鉄大阪線名張駅とを結ぶ三重交通バスが発着している。
なお、平成21(2009)年10月の台風18号による風水害で名松線全線が全面運休となった。松阪 - 家城間は同月15日に復旧したものの、JR東海は同月29日、家城 - 当駅間については復旧が困難として、当分の間、代行バスを運行すると発表した。運賃は鉄道輸送のものが適用される。平成26(2014)年4月1日、駅舎に隣接して「津市伊勢奥津駅前観光案内交流施設」が開業した。

a0057057_2017401.png駅前は、伊勢本街道興津宿で、今でも右写真の様な建物が並ぶ。

歴史:
昭和10(1935)年12月5日 - 鐵道省の駅として開業。一般駅。
昭和40(1965)年10月1日 - 貨物の取扱いを廃止。
昭和59(1984)年2月1日 - 荷物の取扱いを廃止。
昭和61(1986)年 - グウェネス・ファインマンの希望で夫のリチャード・ファインマンと共に来駅、最寄り宿に逗留。
昭和62(1987)年4月1日 - 国鉄分割民営化により、JR東海へ移管。
平成2(1990)年 - 無人化。
平成16(2004)年3月 - 駅舎改築工事開始。
平成17(2005)年2月 - 新駅舎完成(駅舎写真)。
平成21(2009)年10月8日 - 台風18号により、名松線全面運休。
 10月15日 - 家城 - 伊勢奥津間バス代行により列車運行休止。

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駅構造:
単式ホーム1面1線を有する地上駅。構内南側・ホームに隣接して平成17(2005)年2月に建設された駅舎がある。駅舎は八幡地区住民センターと兼用になっている。かつては島式ホーム1面2線であったが、新駅舎建設に伴い片側が撤去された。松阪駅管理の無人駅。構内には蒸気機関車時代の給水塔が残る(右写真)。
20時台に当駅終着の列車があったが、当駅での車両の停泊は行われず、松阪駅まで回送運転していた。国鉄時代は滞泊運用が2本設定されていた。

バス路線:
三重交通運営
31系統 名張駅前(1日1往復)、飯垣内(はがいと)(1日1往復)
-平成24(2012)年現在、名張までの系統は早朝の名張行1本と、夕方の名張発1本のみ。名張行は下り代行バスの初便が伊勢奥津に到着するよりも早い時間に発車するため接続していない。名張発の便と上り代行バスは連絡する。飯垣内(津市美杉町の名張市境手前止め)系統は夕方の伊勢奥津発と早朝の伊勢奥津行のみであるが、こちらはともに代行バスと接続。

津市コミュニティバス(美杉地域)

a0057057_20303218.png上記の通り、台風による不通以来バス代行が続いている。写真は、いずれも不通になる2年前、平成19年8月10日に行ったときのもの。
当時、現在の代行バスへの乗換駅家城(いえき)駅では、通票キャリア交換が行われていた(名松線の閉塞方式は、松坂 - 家城間、票券閉塞式。家城 - 伊勢興津間、スタフ閉塞式)。これは、JR東海の旅客営業線で唯一、交換が見られる駅であった。家城駅 - 伊勢奥津駅間がバス代行となっている現在では交換は行われず、運転士から一旦駅係員がキャリアを預かり、同じキャリアを発車直前に渡している。
また、松阪駅 - 家城駅間で実施している票券閉塞式は平成24(2012)年7月現在、日本全国のJR線唯一のものとなっている。

(以上、記事内容 Wikipedia:平成27年3月20日更新から)
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by fbox12 | 2015-04-13 19:48 | 鉄道・バス