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日野・メルファ / いすゞ・ガーラミオ(2代目)

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日野・メルファ (MELPHA)及びいすゞ・ガーラミオ (GALA mio)2代目は、ジェイ・バスが製造し日野自動車、いすゞ自動車に供給される中型観光・自家用バスである。
(上記写真は、いすゞガーラミオ2代目)

a0057057_18184746.png日野・メルファ9/メルファ(KK-RR系)
平成10年排ガス規制 (KK-) 適合時にレインボーRR(右写真)の後継車種として平成10(1999)年3月に発売。全長(ロング/ショート)、床高(ハイデッカー/ミドルデッカー)、エンジン出力(220馬力/260馬力)、トランスミッション(FFシフト6速MT/パワーシフト6速MT/5速AT)の選択が可能で、需要の限られているこのクラスのバスとしてはワイドバリエーションとなっていた。エンジンはノーマル出力車、高出力車ともにJ08Cである。 
ほとんどが貸切バスや自家用バスでの導入であるが、中鉄北部バスやあすか交通のように高速バスとして使用する事業者もある。

a0057057_18334293.png日野・メルファ(B-RR系) / いすゞ・ガーラミオ(2代目)(RR)
平成16(2004)年に平成15年排出ガス規制適合かつ超低PM排出ディーゼル車認定制度85%低減レベル(★4つ)を達成し、マイナーチェンジ。メルファ7を廃止し、メルファ9は単にメルファと名乗るようになる。
FFシフト、ハイデッカー、サブエンジン式エアコンは廃止、エンジンは同時期にマイナーチェンジしたレインボーと同じくJ07Eに変更され、出力はMT車は225馬力、AT車は220馬力となった。トランスミッションはパワーシフト6速MTと5速ATのみとなった。販売実績の少ない上級グレードが無くなった。ちなみにこのエンジンは直列5気筒ターボという珍しいレイアウトであるが、全長が短いためリアエンジンであるバスへの搭載には都合がよく、UDトラックス(旧:日産ディーゼル)の中型バス用としてOEM供給されていた。
このモデルよりいすゞとの統合車種となり、ガーラミオ(2代目)として販売されるようになったほか、レインボーRJ系(右写真)に設定されていた特装用ベース車が追加された。

日野・メルファ(BDG-RR系)
平成19(2007)年6月5日にマイナーチェンジを行い、平成17年排出ガス規制適合し、低排出ガス重量車の認定を受けた。形式はBDG-RR7JJBA。エンジン出力はパワーシフト6速MTと5速ATともPB-車から変更はない。また、下級グレードにはスイングドアや1枚ガラス+オーバーラップ式ワイパーなどのオプション設定を拡大した他、全車にリモコンドアオープナーをオプション設定した。

日野・メルファ(SDG-RR系)
平成23(2011)年7月19日にマイナーチェンジを行い、J07EエンジンやDPFを改良した上で平成22年排出ガス規制に適合した。形式はSDG-RR7JJCA。またクリーンディーゼルシステムである「AIR LOOP」を採用した他、パワーシフト6速MT車のエンジン出力は230馬力にアップされた。座席についてもデラックスがハイバックシートになり、スーパーデラックスとデラックスに補助席が標準装備となり、デラックスの座席+立席仕様はオプションとなった。
平成24(2012)年5月10日には、同年7月から適用されるシートおよびシートベルトに関する保安基準に適合したマイナーチェンジを実施した。

車両の外観図・旋回軌跡図

a0057057_18351763.png日野・メルファ7
平成9(1998)年6月、レインボー7M・7W系(右写真:7W)の後継車種として発売。平成10(1999)年には平成10年排ガス規制(KK)に適合した。
基本的な構成は先代と同じで、ハイデッカーのCH系とミドルデッカーのRH系の2タイプである。CH系はセンターアンダーフロアエンジン車であり、J08C(直6無過給、162kw/220ps)を搭載している。トランスミッションはFFシフト6速MT/パワーシフト6速MT/トルコン5速ATの選択が可能であった。RH系はリエッセRX系の拡幅版ともいえ、J05C(直4ターボ付、129kw/175ps)をリアに搭載している。トランスミッションはパワーシフト5速MT/トルコン3速ATが設定されていた。
バスの分類としては小型(マイクロ)バスとなり、タクシー会社など小型限定免許を持つ事業者を主なターゲットとしたが、折からの規制緩和によってバス事業が免許制から許可制へと変わり、事実上小型限定免許の業者が無くなってしまう。また客単価の下落から定員の少ないバスは敬遠される傾向が顕著となり、定員に対して車両価格が大幅に高いメルファ7はその存在意義の大半を失ってしまう。そのため平成15年排ガス規制への適合を見送り、モデル廃止となることが決定する。メーカーからのアナウンスがかなり早い時期にあったこともあり、駆け込み需要も発生した。ところがモデルの復活を望む声が根強く、バスとしては異例とも言える市場再投入の本格的な検討がなされた。結果的には排ガス規制適合にかかるコストが大きく、販売価格の大幅な上昇が避けられない事が判明し、その価格帯での需要は極めて小さいと判断され、メルファ7の市場再投入は断念された。その後、事実上の後継車はリエッセRX系となったが、これも平成23(2011)年に生産終了となったため、以降はリエッセⅡ(トヨタ・コースター)などのマイクロバス専用モデルか、9m中型車による代替となる。 平成19(2007)年で(三菱)エアロミディMJも生産中止となり、以降このクラスはメーカー問わず販売されていない。

(以上、記事内容 Wikipedia:平成26年6月8日更新・・メルファ/ 平成26年3月15日更新・・ガーラミオから)
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by fbox12 | 2014-12-12 16:39 | 鉄道・バス