34 右内神社(うないじんじゃ) 静岡県三島市鎮座
鎮座地:静岡県三島市梅名1番地
御祭神:櫛石窓命
由緒:(境内の由緒書き)
富士をはじめ諸峰を遠望でき、清らかな水が流れるこの地に地主神を奉斎したのが当神社の始まりと考えられるが、社伝や古記録によると、永承5(1050)年三島大社の北遷と共に賀茂の地より御門の守護神として櫛石窓命が現在の地に奉斎され、翌年には従三位という高い神階が授けられ、国家の祭祀に預かったことが伺える。
爾来、九百六十余年に亘り三嶋大明神の伴神として隣町の左内神社と共に下田街道の要衝左右に鎮座する。
中世以降、源頼朝の尊崇を始め、地元の武将の崇敬殊に篤く神領・神宝・文書多数所有していたが、現在は文禄・慶長の古文書三通、永承年間と伝わる棟札書、慶長・正徳・宝暦・慶応・明治各年間の棟札が大切に受け継がれている。
平成二十四年壬辰十月吉日 三嶋大社 右内神社 宮司 矢田部正巳 撰
三嶋大社 権宮司 近藤 亘 書
(田方神社誌)
創建年等詳かでないが、左内神社の由緒に記した三嶋大社左右髄神の一社である。或は、延喜式神名帳賀茂郡伊波氏別命神社を、又は、田方郡阿米都瀨喜夛知神社を本社とする説もある。
境内社:(左から)
社護神社、山神社、金毘羅宮、床浦神社、天満宮、大六天社、秋葉神社、淡島神社
この神社最寄の駅または停留所:
伊豆箱根鉄道駿豆線・三島田町駅から三島市自主運行コミュニティバスなかざと北部「ふれあい号」・梅名(ポテト)停留所
または、同駿豆線・ 大場駅から三島市100円バス「なかざと号」・梅名停留所