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7 (三島平田)神明宮(しんめいぐう) 静岡県三島市鎮座

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現在道路改修工事に併せ境内社殿を改修中(撮影:27.11.26)
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改修前の社殿:
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鎮座地:静岡県三島市平田1番地
御祭神:天照大御神
社殿:本殿拝殿一宇神明造
a0057057_8244094.jpg境内社:嚴魂神社(いずたまじんじゃ)


神明宮を祀る平田区は、二十数戸からなり、三島では比較的新しい部落と云える。おそらく周辺部落、特に堀之内より分れ独立したものと思われる。地名が記すように平坦な集落で水田を中心とした生活の営みの中で氏神信仰を発展させた。
記録によれば、神明宮の創建は永和2(1376)年と伝えられ、村内に祀られていた左宮司神社、稲荷神社を合祀して現在地に神明宮を新築したようである。
この神社は、医宝寺住職が別当ととして祭祀を司っていたようである。この医宝寺は、豊臣秀吉小田原攻めの折、兵火にあい廃寺となっているが、修験道法印榊氏によって管理されて来た。
又、この平田区には六子尊、賽(さい)の神等民間信仰の後がみられ、二十数戸の信仰の厚い人々から成っている。
(以上、「田方神社誌」から抜粋)

「増訂豆州志稿」の記述
村社神明神社祭神不明或云大日霎貴(*おおひるめむち:「日本書紀」でいう天照大御神のこと)神相殿石神
永和二(*1376)年建ツ或云文明三(*1471)年ト堀ノ内(*・・別記)ニ神祠ナシニ(*「2」)村之ヲ土神トス
明治廿(*1887)年同村石神社ヲ合併ス
(*境内社)稲荷神社

*「増訂豆州志稿」巻貳上 堀内(ホリノウチ)村
東新谷村(現三島市新谷)西駿ノ玉川村(現駿東郡清水町玉川)南平田村(現三島市平田)北玉川村(現三島市玉川)
土神モ平田ノ明神ヲ祀ル

「角川日本地名大辞典 静岡県」 堀之内村
江戸期〜明治22(1889)年の村名。伊豆國君澤郡。氏神は平田村の神明社。寺院は玉川村の禪叢寺が旦那寺とする。他に牛頭天王社、塞神がある。明治元(1868)年韮山縣、同4(1871)年足柄縣を経て、同9(1876)年に静岡縣に所属。明治22(1889)年中郷村の大字となる。昭和29(1954)年三島市の大字。昭和45(1970)年大字玉川に編入。

a0057057_11173769.jpg境内社について、

「増訂豆州志稿」では上記のとおり「稲荷神社」だけが記されている。

約30年前に刊行された「田方神社誌」には、境内社として祖霊社、稲荷社、左宮司社の名があるが、現在は、右写真扁額の「嚴魂神社」のみ確認できる。

「嚴(巖)魂神社」で一番有名なのは、四国金刀比羅宮奥社
祭神は、巌魂彦命であるが、金刀比羅宮の場合は金毘羅大権現別当金光院主の金剛坊宥盛大人
境川、狩野川沿岸に金刀比羅宮であったり、嚴魂彦命を祀る社が幾つかあるが、何か関係があるのか。

この神社の場所およびこの神社への交通:
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JR東海道新幹線・東海道線・伊豆箱根鉄道駿豆線三島駅から沼津登山東海バス新城橋・大平車庫行「平田」下車(地図、セブンイレブン脇のバス停)
清水町内循環バス(運行受託:沼津登山東海バス)「久米田」下車(地図、ローソン脇のバス停)




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神社の前の道路は、都市計画道路西間門新谷線で、改修工事が行われたが、この道路が地図右側静岡県道140号線セブイレブン側から直線ため神社敷地にかかってしまっていた。
神社付近はタイトル写真および右側写真の様に樹木の整理も必要で、この部分を残して前後のみ先に完成していた(右側、タイトル写真の頃の航空写真。出典:上記地図の航空写真)。
道路が完成し、供用が開始された現在、神社敷地を北側に縮小する形で境内社殿の移設改修が行われている。
(27.11.29)


(新規作成:26.5.30/追記:26.6.29、26.7.28、27.11.29)
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by fbox12 | 2015-11-27 15:08 | 神社