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15 宗我神社(そがじんじゃ) 神奈川県小田原市鎮座

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a0057057_18235167.jpg鎮座地:神奈川県小田原市曽我谷津386
御祭神:宗我都比古之命、宗我都比女之命、応神天皇、桓武天皇、小沢大明神

由緒:
宗我神社は、小澤大明神を崇拝して祀ったことがそのはじまりだという。長元元(1028)年、大和國の宗我都比古神社の神主だった宗我播磨守保慶の建立で、祖先の宗我都比古命と武内宿祢命を祀って創建した。
寛治元(1088)年には源義家が奥州下向の際に参詣したという。その後、平家によって灰燼にされたが、永万元(1165)年に曽我祐信が再興し現在の祭神を祀っている。後北条氏、稲葉氏、大久保氏といった代々小田原城主に尊崇された。
また、曽我郷六ヶ村(上曽我、曽我大沢、曽我谷津、曽我岸、曽我原、曽我別所)のそれぞれの鎮守を明治時代に合祀し、曽我の里の総鎮守となっている
現在の社殿は、大正12年(1923)関東大震災後に復興された。
宗我神社の神主の家に生まれた尾崎一雄(1899~1983)は、昭和12(1937)年に第5回芥川賞を受賞し、昭和53(1978)年には文化勲章を受章した。作品の舞台は生まれ育った下曽我を中心とするものが多く、昭和の代表的私小説家として独自の境地を開いた。
宗我神社大鳥居付近に建立された尾崎一雄文学碑には、下曽我から見える富士の姿を記した「虫のいろいろ」の一節が刻まれている。

a0057057_11161883.jpg曾我を名乗っている曾我兄弟がこの地にゆかりがあるとされながら、その実、あまりこの地方では重きを置かれていない現実があるのだが、それは、日本三代仇討ちとされるいわゆる曾我物語の本筋が、実は頼朝の暗殺に失敗したことを隠すためのものという説からである。


境内社:
a0057057_1612295.jpg千勝稲荷社

安元元(1176)年、曽我祐信が祀った氏神。曽我兄弟にもゆかりのある稲荷社。
この年、曽我兄弟の実父河津祐泰が工藤祐経に討たれた。兄弟の母満江は、伊東祐親のすすめで曽我祐信と再婚し、兄弟も曽我家で育てられている。a0057057_18273531.jpg
この神社最寄りの駅・バス停:
JR御殿場線「下曽我」駅
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by fbox12 | 2016-01-08 11:19 | 神社